2022-02-01 Tue

2021年制作 米
監督:クロエ・ジャオ
≪キャッチコピー≫
『地球滅亡まで、あと7日。』
≪ストーリー≫
ヒーローチームが不在となった地球で、人類の行動が新たな脅威を呼び起こしてしまう。そんな中、7,000年にもわたって宇宙的規模の脅威から人類を見守ってきたエターナルズと呼ばれる10人の守護者たちが、数千年の時を経て次々と姿を現す。散り散りになっていた彼らは、人類滅亡まで7日しかないと知って再結集する。
≪感想≫
大好きMCU最新作。
今回はアベンジャーズ等々のヒーローたちがわちゃわちゃやっている前から
実は地球はエターナルズというヒーローたちに守られていたっつーお話。
監督は「ノマドランド」のクロエ・ジャオ監督。
監督は「ノマドランド」でアカデミー監督賞を受賞しています。
そんなオスカーを取った監督がなんとアメコミ映画の監督に!!
果たしてどんな作品になったのでしょうか。
さてさて・・・。
またもややってくれたぜMCU!!
これまでのシリーズからまたさらに世界観を広げてきました。
単独作品としてとても素晴らしい一作。
また新たな始まりを謳った傑作の誕生だ。
ありがとうクロエ・ジャオ!!
本作の主人公となるエターナルズの面々。
十人十色とままさにこの事。
10人のキャラクターたち。
これだけ初見のキャラクターが出てくると何名かをピックアップしがちだけど、
本作は全てのキャラクターが見事に立っていて。
それぞれの背景や性格、それぞれの関係を見事に描き出していました。
それだけでもう大満足!!!!
ずっと彼らの活躍を観ていたかった。
なんでしょう、一人一人に感情移入できるというか。
それぞれを応援したくなるあの感じ。
みんな大好き!!
ここら辺はクロエ・ジャオ監督の手腕なのでしょうね。
素晴らしい。
少しだけキャラについて。
大好きドン・リー(マ・ドンソク)演じるギルガメッシュ。
イメージ通りの素手でぶん殴りキャラで力持ちかつ優しいマッチョマン。
中盤、退場するものの、彼のキュートさと優しさ、そして力強さに
心をギュッと鷲掴みにされましたよ。
アンジー(アンジェリーナ・ジョリー)演じるセナとの関係性にもグッときました。
そのセナ。
もうねぇ・・・佇まいがもう神々しくて。
正直、彼女に関してはファーストアクションシーンで鳥肌が立っちゃうぐらい
美しくて、魅力的でした。
そんな主役級の彼女をあえてピックアップしてエターナルズの一員として
他のキャラと同列で描いていたのも良かったなぁ。
人間の心を操ることのできるドルイグ。
僕的に最初はこいつが、何か裏切ったりして、ガチャガチャ起こすんだろうなぁと
思っていたら、そんなことないない。
心根は綺麗なひねくれBOYでした。
そしてドルイグと良い関係のマッカリ。
彼女の能力は超神速。
彼女のアクションはめちゃくちゃ素晴らしかった。
クライマックスのイカリスとのバトルシーン。
他の仲間とのコンビネーションバトルは最高。
テンションMAX、アガリまくりましたよ!!
僕的にはこのマッカリガ一番好きかも・・・いや、セナも捨て難い。
いやいや、ギルガメッシュ、スプライトあたりも・・・。
インド系のキンゴも良かったな。
日本の人気漫画「幽遊白書」の霊丸っぽい力を駆使して
敵と渡り合ったり、性格的にもコメディーリリーフっぷりを発揮していて、
人間のマネージャー、カルーンとのやり取りも微笑ましくって最高。
これまた、カルーンのキャラが楽しくってね。
他にも、成長に対して憧れを持つスプライトの苦悩にグッと来させられたり、
ヴィランになっちゃうイカリスの苦悩、主役級のセルシの逞しさ。
恐らく、マーヴェル初となるゲイのヒーロー、ファストスの地球人としての
佇まいにも感涙。
とにかくキャラクター一人一人が素晴らしかったです。
演出。
LGBTQや多種多様な民族、ルックを当たり前のようにミックスして
描き出しているあたりもクロエ・ジャオの志の高さを感じられる。
本当に素晴らしかったです。
アクションシーンも素晴らしかった。
ド派手な映像とアクション。
これこそ映画館案件。
十分に堪能いたしました。
多少、暗めの作風でこれまでのMCUとは少し毛色が違いましたが、
これも紛れもなくMCU作品。
これまでのポップで派手なMCUではなくクロエ・ジャオ的丁寧で美しい
MCU。
これはこれで良し!!
とにもかくにも。
フェーズ4になっても、どんどん攻めてくるMCU。
これから、このエターナルズはどのようにアベンジャーズと関わっていくのでしょうか。
これからが本当に楽しみ。
正直、ここ近作で一番好きかも。
MCUお約束のエンドロール後のオマケシーン。
出てきたのはなんと、サノスの弟エロス!?
なんじゃ、そりゃ。
また新しいキャラクターが・・・。
いやぁ・・・続編が待ち遠しい!!
その前に、もう一回観ようかしら。
≪点数≫
10点
(21.11.07鑑賞)

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