2021-12-13 Mon

2021年制作 米
監督:デスティン・ダニエル・クレットン
≪キャッチコピー≫
『最強ゆえに戦いを禁じた新ヒーロー誕生』
≪ストーリー≫
犯罪組織を率いる父親(トニー・レオン)に幼いころから鍛え上げられ、最強の力を持ったシャン・チー(シム・リウ)は、組織の後継者とみなされていた。だが、彼は自らの力を封印し、過去の自分と決別してサンフランシスコでホテルマンとして平凡に暮らそうとする。だが、伝説の腕輪"テン・リングス"を操る父親が世界を恐怖に陥れようとしたため、シャン・チーはついに封印していた力を解き放つ。
≪感想≫
大好きMCU最新作。
このコロナ禍の中、様々な映画が先延ばしにされていて。
MCUシリーズももれなく該当。
やっとこさフェーズ4第1作目となる「ブラック・ウィドウ」が先日、公開。
これからどんどん公開されていくようで。
本作は新キャラクター、シャン・チーの単独主演作品。
新たなるヒーローの誕生を心待ちにしておりましたよ!!
早速、公開初日、もっと言うと最初の上映回で鑑賞してまいりました。
さてさて。
うわぁ・・・すげぇなぁ。
どこまでいくんだMCU・・・。
本作の主人公であるシャン・チーは普通の人間。
物語や世界観は「アイアンマン」「キャプテン・アメリカ」的な
ちょっとミニマムというか狭い世界の中でやりくりするのかと思っていたら大間違い!!
確かに、最初は庶民的な流れでバスジャックされるあたりまでは
何となく平板なイメージで、ある意味期待通りの作品に。
ただ、ここから急展開。
中盤ぐらいから謎の村に行ってそこからは異世界ファンタジーに。
ここからは「マイティ・ソー」的な世界観。
アジア版「ソー」みたいなイメージかな。
ソーは神話的な感じでしたが、本作は魔界的な世界。
こういう空気は今までのMCUにはなかったのでは!?
今後どういう展開になっていくんでしょう。
ワクワクが止まらないっす!!!!
おいおい、マーヴェル映画よ、どこまで世界や可能性を広げてくれるんだいと。
本当に置いて行かれないようついていくのが必死です(笑)
キャラクターや演者について。
シャン・チーを演じるシム・リウさん。
正直、顔も地味で過去作もわかんない俳優さん。
どうしてもオークワフィナやミッセル・ヨー、トニー・レオンあたりに目がいってしまう。
特にケイティを演じたオークワフィナはやっぱり芸達者で素晴らしい。
彼女に関しては、さらに普通の人間なので、いきなり大活躍するのは、いくら何でも感が
ありますが、そこは彼女の魅力で許せちゃうし、「アイアンマン」のペッパー・ポッツを
彷彿とさせる。
ただねぇ・・・。
ここは物語や演出のせいもあって、やっぱりシャン・チーが魅力的に成長していく姿を
観ていると目が離せなくなってね。
「こいつ、最高かよ!!」
に落ち着くわけですよ(笑)
他にも新顔でいえばシャン・チーのお母さん役の方も初めて見ましたが美しくて◎。
シュー・ウェンウー(トニー・レオン)とのアクションも舞踏っぽくて良かった。
妹のシャーリンのルックやアクションも最高。
「ドクター・ストレンジ」に出ていたウォンや「アイアンマン2」のヴィランだった
偽マンダリンのコメディリリーフっぷりもなかなか。
アクションについて。
期待していた、スタンダードなカンフーアクションは少ししか観れませんでしたが
その分、ド派手でフレッシュなエンタメアクションを満喫。
ウェンウーとシャン・チーのバトルシーンや先に書いたウェンウーVS母親(イン・リー)の
格闘アクションはまるで雑技団や舞踏を見ているよう。
カッコいいんですが美しい。
荒々しさがなくって一つのショーとして成り立っている感じ。
もちろん、荒っぽくて男臭いバトルも大好物なんですが、これはこれで素晴らしかったです。
バスでのアクションもちょっと香港映画を匂わせていて好印象。
クライマックスのアクションに関してはこれぞMCU印と言いますか。
とにかくド派手にドッカンバッカンと。
こりゃあやっぱり映画館大スクリーン案件だぞと。
そんなこんなで。
大好きMCUフェーズ4の2作目。
ただ、前作が「ブラックウィドウ」だったので、実質、本作が
1作目と言っても過言ではなくって。
1作目にしてはとんでもなく大きな風呂敷を広げてきたなぁ。
恐らくこれがフェーズ1とかだったらピンとこなかったかも。
これまでの作品が広げてきた世界観をさらに広げてきた。
また新しい扉を開いたMCU。
今後も楽しみです!!!!
そうだ。
最後のおまけではハルクことブルース・バナーとキャプテン・マーベルが登場。
今後の展開はどうなっていくのかな・・・。
ワクワクが止まらない。
さらには、妹のシャーリンがテン・リングスを解体せずに後を継いだようで・・・。
これは敵になるってことなの・・・か???
とにもかくにもシャン・チーは「家族」のお話になりそうですね。
≪点数≫
8点
(21.09.03鑑賞)

満足ならクリック!!
スポンサーサイト