2021-11-04 Thu

2019年制作 米/中/香港/カナダ
監督:ローランド・エメリッヒ
≪キャッチコピー≫
『勝者も、敗者も、海に全てを捧げた。』
≪ストーリー≫
山本五十六(豊川悦司)、山口多聞(浅野忠信)、南雲忠一(國村隼)率いる日本軍の艦隊が真珠湾を攻撃する。戦艦エンタープライズの艦長ハルゼー(デニス・クエイド)は、パイロットのディック(エド・スクライン)と彼の隊に日本軍艦隊の追跡を命じた。アメリカ軍のニミッツ最高司令官(ウディ・ハレルソン)とレイトン少佐(パトリック・ウィルソン)は、次の戦闘に備えるため日本軍の戦略を分析し、やがてミッドウェイで両軍が激突する。
≪感想≫
第二次世界大戦。
真珠湾攻撃からのミッドウェー開戦までを描いた作品。
もちろん主体はアメリカなので敵国が日本という事で何だかもやもや。
もちろん歴史を知っている身からすると、その時代に
日本が行なった蛮行は知っているのですが、
やっぱり観ていてもやっとしたんですよね。
ちょっとチクっとね。
ただ本作に関しては全体的にバランスよく描かれていたような気がします。
これまでのアメリカの作品なら日本人をめちゃくちゃ悪として描いていそうなものなのに
本作ではそこまでなくって。
ルックの派手さは保ちながら内容的にはエンタメ的にはならずに
落ち着いた雰囲気。
戦争の悲惨さもちゃんと伝わってきたし。
キャラクターもそこまで一人のキャラを立たせるのではなく
バランスよく全体的に輝かせていた印象。
これは最後のエンドロールにも繋がるのですが、実際にいた人たちを
描いていたからなんですよね。
どおりで。
僕的に中盤のシーンで東京に空襲した後、中国に降り立ってでの件があったんですが
そこまで物語と関係ないのに描いていたから少しザラっとしたんです。
なるほど、そういう背景があったんですね。
キャラでいうと僕的には終盤に日本海軍に捕まって、海に沈められちゃうアイツ。
良い奴だったんだけどなぁ・・・。
とても惜しい人物でした。
本作では豊富な日本人俳優たちも出演。
山本五十六を演じた豊川悦史さんや山口多聞を演じた
浅野忠信さん。
他にも國村隼さんも出ていました。
それらの俳優さんたちがしっかりと日本語でやり取りしていたのも好感。
貫禄もあって素晴らしかったです。
エンディングでのそれぞれ登場人物たちのその後。
こういう演出はベタですがやっぱりグッときますよね。
実際にいたんだというリアリティも増すし◎。
そんな感じで。
戦争映画を観るのはやはり辛いものがあるし、ましてや日本を描いている
作品ならなおの事。
歴史を改めて知る一歩となる作品に仕上がっておりました。
もう少し勉強してみるかな。
≪点数≫
6点
(21.08.15鑑賞)

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