2021-10-21 Thu

2018年制作 米
監督:リー・ワネル
≪キャッチコピー≫
『復讐が、<起動>する――。』
≪ストーリー≫
近未来で妻のアシャ(メラニー・ヴァレジョ)と穏やかに生活していたグレイ・トレイス(ローガン・マーシャル=グリーン)は、突如現れた正体不明の組織に襲われる。妻は殺され、グレイは一命を取り留めるが、全身がまひしてしまう。悲しみに沈む中、ある科学者から実験段階にある人工知能チップ“STEM”を肉体に埋め込む手術を提案され、彼は受けることにする。やがて彼は体を動かせるようになったばかりか、驚異的な身体能力を得る。
≪感想≫※大きなネタバレあり
舞台は近未来。
謎の集団に襲われた一組の夫婦。
奥さんは殺されて旦那は半身不随に。
旦那は復讐のため体にAIチップを打ち込み超人的な能力を手に入れることになる・・・。
世界観やらお話やらが楽しかった本作。
この手のお話で思い出されるのがマーヴェル作品の「ヴェノム」。
これは一つの理由は後述するんですが、もう一つの理由として一人の人間の中に二つの人格がある的な。
あと、メカと人間のバディ的なお話で言うと昔、やってたドラマ「ナイトライダー」を思い出したり。
あとは「第9地区」あたりを思い出しました。
本作の世界観で言うと、近未来ということもあって未来感がとっても良い塩梅だったな。
あの車のハイテク感も楽しかったし。
一方で旧式の車も普通に走っている感じもちょっとこうリアリティがあって良かった。
他にも未来感溢れる器具の数々は観ていて楽しかったっす。
演者について。
しっかし、主役グレイを演じたローガン・マーシャル=グリーンがトム・ハーディに
めちゃくちゃ似ているんですよね。
ちょっとお話も相まって、ず〜っとその影がちらついておりました。
これが先に書いた「ヴェノム」を思い出させた一因だったのかも(苦笑)
あと、グレイを追いかける女刑事。
どこかで観たことあるなあと思ったら「ゲット・アウト」に出てた人だ!!
印象強いなぁ・・・。
本作はアクションとゴア描写が凄かった。
人外的なアクションはやっぱり観ていて楽しかったし、無敵感溢れる敵との
バトルには大満足。
グロ・ゴア描写もここまでやるかと思うぐらい。
頭部破裂描写や最初の敵をやっつける時の口を裂くあの描写。
見ごたえたっぷりでこれまた楽しかったです。
お話について。
僕敵にはラストの着地が良かった。
黒幕は誰かわからないまんま進んでいって、二転三転黒幕が変わっていく。
あの中盤のハッカーにたどり着くまでの件はハラハラドキドキさせられて◎。
最後の着地。
ネタバレですが結局黒幕はAIのステムだった訳で。
しかも、バッドエンドな終わり方。
恐らく、今後は地球はAIに乗っ取られていくんだろうなぁと・・・。
そんなこんなで。
アクション、お話、共に一定量の満足感を得られた良作。
監督はリー・ワネルと言うお方。
調べてみると「透明人間」の監督さんだ。
なるほどねぇ・・・。
ちょっと、他の作品もチェックしてみよっと。
≪点数≫
7点
(21.08.08鑑賞)

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