2021-08-23 Mon

2017年制作 邦
監督:堀 貴秀
≪キャッチコピー≫
『未来は、《ガラクタ》に託された。』
≪ストーリー≫
環境破壊によって汚染された地上に人類は住めなくなり、地下開発を進めるための労働力として、人工生命体マリガンが生み出される。だが、人類に反旗を翻したマリガンによって地下は乗っ取られる。以来、1600年の月日が流れ、遺伝子操作により永遠の命を得た代償として生殖能力を失った人類は、新種のウイルスによって人口の30パーセントを失ってしまう。
≪感想≫
ストップモーションアニメ。
世界観やらルックやらカルト臭がプンプンする傑作の誕生。
キャラクターについて。
様々なキャラクターのルックがちょっと気持ち悪いんだけど
気持ち良い。
あの3人組のあいつらとか最高だったし、ヒロインチックの
あの子も何ともキュートに見えるし。
しゃべる言葉も絶妙に伝わらない言葉で耳障りも悪すぎず
ちょうど良い塩梅。
演出について。
ストップモーションアニメのちょっとわちゃわちゃしている感じとか
楽しかったなぁ。
3人組のあいつらの筋肉増強からのカンフーっぽいアクションも
めちゃくちゃ最高。
ちょっと狂気じみたアニメーションはゾクゾクしましたよ。
まさに「カルト」な感じ。
お話について。
未来的な世界観は観ているだけで満足できたのですが、
正直、最初は何を描いているのかピンとこなかったりもしたんです。
ただ主人公のパートンに少しづつキャラが立ってきて、
どんどん動きが派手になってきたあたりから、めちゃくちゃ
楽しくなって。
孤児っぽいあの娘との交流とかもグッときたし。
3人組とのやりとりも楽しかったし。
最後まで楽しく鑑賞させてもらいました。
そんなこんなで。
一人の人間の情熱が大傑作を生み出した!!
何が凄いって、最後のエンドロールで流れる監督さんの名前!!
ほとんどの役割を堀貴秀監督が担っていて。
しかもエンドロールのバックでは、ストップモーションアニメを作っている
過程が早送りで流れていて。
これがまた途方もなくってすっごいんです。
映画と同じく、一人の人間が狂気的に作品作りを行なっている。
もうお手上げです・・・。
怪作で傑作の誕生!!
調べてみると、本作は三部作の予定みたい!!
続編が楽しみ!!
欲を言えば、もう少し短いスパンでお願いしたいところですが、監督の
イキキッタ情熱は薄まらないで欲しいので、首を長くして待っております!!
≪点数≫
9点
(21.05.16鑑賞)

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