2021-06-21 Mon

2008年制作 邦
監督:大林 宣彦
≪キャッチコピー≫
『ここから始まる人びとの物語。』
≪ストーリー≫
余命わずかと宣告された主婦のとし子(永作博美)は、夫の健大(南原清隆)と二人きりで結婚当初に暮らしていた町を訪れる。死が訪れる日が来るまで、とし子は息子たちには病を隠し通そうと決めていた。一方、少年時代の友人に会いにきた佐藤俊治(筧利夫)もまた、死が訪れる日を迎えるためにこの町にやってきたのだった。
≪感想≫
大林宜彦監督作品。
大林監督はそれはそれは有名で、日本を代表する監督と言っても
過言ではないお方で。
「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の尾道三部作等々とても有名な作品がたくさんで。
・・・実は恥ずかしながら一作も観た事ないんですよねぇ。
いずれ観たいなぁと思いながら、何となく最初はこの作品で。
だって、ナンチャンが主演なんですもん。
さてさて。
・・・こりゃなんだ??
変な映画だなぁ・・・。
余命1年の奥さんが近い将来に訪れる「その日」を前に
旦那や家族のために過ごしていくっつーお話。
なんだけど、いきなり謎の田舎坊主集団のお話がカットインしてきたり。
謎のDV夫婦のお話が差し込まれたり。
これがまた微妙にお話と繋がっていて。
むむむ・・・。
あと、映像に関しても変な感じがビンビン。
めちゃくちゃ分かりやすい合成画面もふんだんに盛り込まれていて。
良い意味で古さも残しつつ、新しいことにもチャレンジしているように
感じました。
カメラワークもそうだし、これは意図していないんだろうけど、大好き
ナンチャンの演技もそう。
全てがふわふわしていて、わかるようなわからないような。
ただね。
全体的によく分かんなくって掴み所がないんだけど、
ふと思い返すと全体的に一つの世界としてまとまっていて。
やっぱりグッとくる場面も多かったし、無意識に
涙を流してしまうシーンもあったり。
懐かしさを感じることもあったし。
何でしょう・・・うまく言語化できなくって。
不思議な感覚。
これぞ大林ワールドってやつなのでしょうか・・・。
すっごいなぁ・・・。
もう少し色々と作品を観てみようと思いました。
ぶっ飛んでんなぁ・・・。
≪点数≫
6点
(21.04.10鑑賞)
こちら原作本。
なるほど・・・読んでみようかな。

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