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No.1908 『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』
No1908 『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』
2018年制作 米
監督:ボー・バーナム

≪キャッチコピー≫
『“いいね!”の数は、
     わたしの価値じゃない』

≪ストーリー≫
中学校卒業を1週間後に控える中、クラスで最も無口な子に選ばれてしまったケイラ(エルシー・フィッシャー)は、高校生活が始まる前に不器用でおとなしい自分を変えようと決意し、クラスメートとSNSを通じて仲良くなろうとする。しかし、思いを寄せている男子にはどうアプローチすればいいかわからず、人気者のケネディには冷たくされ、お節介な父親にイライラしていた。

≪感想≫
お話は上記な感じ。

苦くて痛い青春時代。
しかもこのぐらいの年代って初めてこんな気持ちを味わうぐらいの
年齢なんじゃないのかなぁ。

自分のポジションの確立。
友達、恋人、クールな自分。
いろんなことに悩み始めるお年頃。
しかも今の時代はSNSというとんでもない
コミュニケーションツールが溢れていて。
「フォロアー」やら「いいね」やら数字として自分の人気が丸わかり。
僕もこの細々と続けているブログも似たようなもので。
まぁこれは自分の忘備録的なものなのであまり気にしてはいないのですが、
なんて言い訳をいいつつもやっぱり時折、めちゃくちゃ閲覧者が
増えた日は心がざわつくものです。
こんなおじさんでも、そういう気持ちになるのですからケイラぐらいの
思春期だったら、めちゃくちゃ生活への影響力はありますよね。

そうそう。
主人公のケイトを演じたエルシー・フィッシャーがまた良い「顔」しててね。
ちょうど良い塩梅の体型とフェイス。
そして、表情がまた素晴らしかった。
あの高校生集団との食事シーンの表情が素晴らしかったな。
めちゃくちゃ背伸びしているんだけど、上手くいってないのもわかる、
頭の中では警報が鳴り響いていて、軽パニックになっているあの感じ。
わかるわぁ〜・・・。

そうそう。
本作は親と子の物語でもあって。
思春期の娘を持つ父親の葛藤。
毛嫌いされながらも愛しているからこその向き合い方。
どんなに嫌われようとも側から離れることもない。
父親ならではの空回り具合。
ケイラはケイラで空回りの最中だったりするもので。
何だろう、やっぱりこの二人は親子だなぁと。
最後の二人の和解シーンには言わずもがなグッときました。

終わり方も素敵だったな。
ケイトの年齢でここまでの着地ができたのは凄いなと。
ここで得たバランス感覚はきっと彼女の未来を素敵なものにしてくれる。
何が起こるかわかんないけど、それはそれで素敵な事だと思えるようになったはず。
もちろん、めちゃくちゃ悪いことも怒るかもしれない、足元がグラグラすることも
あるでしょう。
ただ、彼女は確実に一皮向けた。
一人の人間の「成長」を確認。
とてもグッときました。

満足です!!

≪点数≫
  7点
                                           (21.03.27鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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