2021-05-17 Mon

2019年制作 米
監督:ライアン・ジョンソン
≪キャッチコピー≫
『空前絶後のハイテンション・ノンストップ・ミステリー誕生』
≪ストーリー≫
85歳の誕生日を迎えた世界的ミステリー作家のハーラン・スロンビー(クリストファー・プラマー)が、その翌日に遺体で見つかる。名探偵のブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)は、匿名の依頼を受けて刑事と一緒に屋敷に出向く。ブランは殺人ではないかと考え、騒然とする家族を尻目に捜査を始める。
≪感想≫※ネタバレあり
とある大富豪が死体で発見される。
自殺だというが、どうやら他殺の可能性も。
そんな折、大富豪の家族たちは遺産の行方を気にしているようで・・・。
事件の真相はいかに・・・っていうお話。
さてさて。
なるほどねぇ・・・。
作りがなかなか楽しい作品でした。
冒頭で、事件の全貌を映し出し、そこからは人間ドラマを描いていく。
そして最後にはさらなる事件の全貌を映し出す。
何となくこの手の作品って、殺人事件の犯人は誰だ!?的な
引っ張りで最後まで持っていってカタルシス大爆発!!で
終わるイメージですが、本作はちょっと人間ドラマ的な
側面も描いていて。
エンタメ性を持たせつつ、明かされた真実に少しづつ肉付けをしていく。
ここら辺は観ていて楽しかったです。
少しコメディタッチな部分もあったんですよね。
最後の最後。
僕的にはちょっとだけ不満な終わり方。
だってさぁ・・・遺産を受け継いだマルタの今後はどうなるのでしょう。
まだまだ不安は残るよ。
これからもマスコミに追われるだろうし、家族のあることないこと
言われて心身すり減らされるんじゃないのかなぁ。
持ち前の善人っぷりで味方をつけていってほしいのですが、
そうもいかないこの世の中。
残された家族たちも今後も色々やってきそうだしね。
心配・・・。
そんな感じで。
映画としては古典的な作りながらもフレッシュな作品。
十分に楽しませてもらいました!!
≪点数≫
7点
(21.02.28鑑賞)

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