2021-04-19 Mon

2020年制作 米
監督:アリス・ウー
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
アメフト男子に頼まれて、ラブレターを代筆することになった成績優秀なエリー。お陰で彼との友情は芽生えたけれど、彼と同じ女の子が好きな心の内はかなり複雑...。
≪感想≫
Netflixオリジナル映画。
なんて素敵な映画!!
ひたすらグッとくるストーリー。
本作はすごく評判が良くって、僕も予告編は何回も観ていて。
予告編を観るだけで、もうグッときちゃう感じがね。
満を持して鑑賞することにしましたよ。
さてさて・・・。
予告編で想像していた流れではなかったけど、
これがまた良い!!
めちゃくちゃ素敵な映画に仕上がっておりました。
キャラクターが素晴らしかった。
主となる3人の若者。
主役のエリー。
演じているリーア・ルイスがルックや声も含めて見事でね。
自分の立ち位置に関する悩みや性別に対する悩み。
めちゃくちゃセンシティブな悩みを抱えながら、芯の強さを持ったエリーは本当に素敵でね。
ポールも良かった。
彼のお人好しっぷりったらもう。
ポールとエリーが距離を縮めていく過程とか、ポールとエリーのお父さんとの
距離感とか抜群。
二人が仲良くなって本当に良かったよ。
何でしょう・・・。
舞台とリンクした人間描写がしっかりと描かれていて。
田舎ならではの閉塞感とそれぞれが無垢な感じ。
何かに我慢している彼ら彼女らの青春は痛みも伴っていて。
だけど、心根が綺麗が故、とても応援したくなる。
学校一のモテ男のあいつも最高に笑えたな。
井の中の蛙っぷりと、先に書いた心根は綺麗なキャラクターで
あいつも幸せになってほしいなぁと思えました。
ラストシーンもとても素敵で、ポールがエリーの乗っている列車を
追いかける。
ちょっとした伏線を回収。
エリーがポールを見つめる後ろ姿。
恐らく涙を流しているであろうあの演出。
めちゃくちゃグッときました。
振り返るエリーの頬には涙が。
そして周りを見渡すエリー。
どこ吹く風の周りの乗客。
これからも人生は続いていく・・・。
まさに
「面白いのはこれから」
いやぁ・・・素晴らしい。
彼ら彼女らの人生には明るい兆しが確かに差し込んでいました。
本当に素敵なお話でした。
そんな感じで。
噂に違わぬ大傑作。
昨年鑑賞した「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」を思いだしたり。
こういうLGBTQを取り扱った作品が増えてきましたが、
本作も含め、多種多様な人間が社会に当たり前に存在している
描き方はとても好感が持てます。
老若男女すべての方にお勧めできる大傑作でした。
≪点数≫
10点
(21.01.24鑑賞)

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