2021-03-24 Wed

2019年制作 米
監督:ステフォン・ブリストル
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
天才女子高生のCJと親友セバスチャンは科学展に出展するため、時間を遡ることのできるタイムマシンを完成させる。そんな矢先、CJの兄カルビンが無実の罪で警官に射殺されてしまう。タイムマシンを使ってカルビンの命を救うことを決意したCJとセバスチャンは、事件が起こる直前に戻って射殺を阻止しようとするが……。
≪感想≫※ネタバレあり
Netflixオリジナル映画。
秀才高校生の二人組(CJ&セバスチャン)がタイムマシンを発明し
過去に戻っててんやわんやっつーお話。
あらすじやポスターだけ見てみると、なんて楽しそうな
お話!!なんて思って観てみると・・・。
社会性がふんだんに盛り込まれた苦いお話でした・・・。
黒人差別問題が見え隠れというレベルではなく前面に押し出された内容。
タイムマシンでワイワイキャッキャではなく、緊張感あふれる冒険譚。
物語の着地について。
CJは結局、お兄ちゃんを救うことができません。
それでも彼女は諦めない形で物語は終わります。
・・・んん!?しっくりこないなぁ・・・。
現代社会ではびこる終わりのない黒人差別に痛烈なメッセージなのかもしれませんが。
諦めずに戦い続ける的な。
何だかなぁ・・・。
もう一歩踏み込んで、解決策ぐらいまで描き出していればスカッとしたのでは。
ちょっと、もやっとしたまま終わってしまったのは残念でしたよ。
あとね。
何でしょう。
これはもうタイムトラベルという題材はそんなにいきていないような・・・。
差別反対的なメッセージが強くて、そこのメッセージは含める事
ありきで描いているから、ちょっとなぁ・・・。
ちょっとこの設定と題材がマッチしていないように感じたんですよね。
バランスが悪いというか。
ザラザラしているというか。
そもそも、この兄貴が亡くなるきっかけとかセバスチャンが亡くなる
きっかけはタイムトラベルにあったと言っても良いのではと。
何度も何度も理不尽な目にあっているのを観るのは
正直、辛くってね・・・。
まぁ、それが狙いなんでしょうが。
もちろん、警察が悪いのもあるんですがちょっとここもスッキリしなかったです。
そんな感じで。
思ってた作風と全く違った作品。
エンドクレジットを眺めているとそこにはスパイク・リーの名前が。
監督ではなくって制作だったみたい。
スパイク・リーと言えば「マルコムX」とか「ブラック・クランズマン」とか。
・・・なるほど!!
どおりで・・・。
楽しい作品と思って観たら痛い目をあいました。
とほほ・・・。
≪点数≫
5点
(21.01.02鑑賞)

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