2020-11-30 Mon

2019年制作 邦
監督:森 淳一
≪キャッチコピー≫
『猟奇殺人鬼vs視力を失った元女性警官』
≪ストーリー≫
浜中なつめ(吉岡里帆)は警察学校の卒業式の夜、過失で弟を事故死させ、自分の視力も失う。警察官になることを諦めたなつめはある日、自動車事故の現場で少女が助けを求める声を聞く。誘拐事件を疑ったなつめは警察に訴えるが十分に捜査してもらえず、自ら動き出す。
≪感想≫
韓国映画「ブラインド」を日本でリメイク。
「ブラインド」は中国でもリメイクされていて。
どちらも鑑賞しました。
オリジナルの方が好き寄りかな。
実はリメイクである本作の巷での評判がすこぶる良くって。
本作を観るために前2作品を鑑賞した感じ。
さてさて。
本作は結構、オリジナルから改変されている部分もたくさん見られました。
なので、結構フレッシュに鑑賞することができて楽しめましたよ。
良かったところ。
バイオレンス描写。
本作はバイオレンス描写も結構エグくって見応えがありました。
クライマックスの頭かち割りシーンとか、女子高生の被害描写とかも
しっかり描いていて、ゾッとしました。
あと、基本的にお話が面白いので最後の最後までのめり込むことが
できました。
ただね・・・。
引っかかる点も多々あって。
例えば、冒頭の事故シーン。
トラックの運転手の行動があまりにもダメダメすぎでいくらなんでも感が・・・。
あと、本作の主人公である盲目の浜中なつめの行動もちょっとイケイケ過ぎて
何だかなぁと。
ちょっといくらなんでも猪突猛進すぎやしないかい??って。
盲目というハンデがあるのにガツガツ進んでいくのはちょっと無鉄砲に見えて。
確かに、彼女は元警察学校の首席なので能力的に優れているのは分かるんですが、
ちょっとスーパーウーマン過ぎてね。
ちょっとむむむ・・・。
これは前2作品ともそうなんですが、犯人が時折、モタモタした行動を取るんですよね。
本作で言うと、警察を殺すときはド派手にザックリいくのに、主要のなつめと春馬に対しては
ゆらりゆっくり追い詰めていく。
ここら辺も引っかかりましたね。
そんな感じで。
サスペンス映画としては極上の作品で、バイオレンス描写もたっぷり。
苦言もたくさんでましたが、楽しめた一本。
オリジナルも含めて3作品。
全体的にとても良い出来だったのではないでしょうか。
堪能いたしました!!
≪点数≫
6点
(20.09.12鑑賞)

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