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No.1844 『リチャード・ジュエル』
No1844 『リチャード・ジュエル』
2019年制作 米
監督:クリント・イーストウッド

≪キャッチコピー≫
『1996年アトランタ爆破事件の実話
その日、全国民が敵になった――』

≪ストーリー≫
1996年、アトランタで開催されたオリンピックで爆破テロ事件が発生する。警備員のリチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)が爆弾の入ったバッグを発見したことで、多くの人々の命が救われた。だがFBIは、爆弾の第一発見者だということを理由に彼を容疑者として逮捕。リチャードを担当する弁護士のワトソン・ブライアント(サム・ロックウェル)が捜査に異議を唱える中、女性記者のキャシー・スクラッグス(オリヴィア・ワイルド)の記事をきっかけに容疑の報道は熱を帯びていく。

≪感想≫
クリント・イーストウッド御大監督作。

実話を基に作られた作品。

監督はこの手の作品はお手の物ってな感じでしょうか。
ハドソン川の奇跡」「15時17分、パリ行き
辺りを思い出しました。
というか調べてみると、近年は全て実話を基に撮った作品ばかりのようですね。
なるほどねぇ・・・。

さて、本作について。

相も変わらず素晴らしい。
グッとくる良作に仕上がっておりました。

これって本当の話なんだよなぁ・・・。

みんなの命を守ったヒーローが一転犯人に仕立て上げられる。

こっちはリチャードがやっていないという事実を知っているだけに、
立場が悪くなっていく状況に目を背けたくなる。
そして、この状況を作り出した、FBIとマスコミの行動に
めちゃくちゃ腹が立ってね。
マスコミのアトランタジャーナル。
彼らの記事が発端となりリチャードは犯人に仕立て上げられるのですが、
売り上げを伸ばしたいがために人の人生を壊してしまうのは
やはりやりきれなかったです。
リチャードの疑いが晴れた後も真犯人が出るまでは、やっぱり嫌がらせは
なくなんなかっただろうし、もしかしたら犯人が出た後も、少しは
残っていたんじゃないかなぁ。
女性記者のキャシーが最後、改心した感じで終わったのですが、
その後、リチャードへの謝罪や贖罪はしっかりとしたのでしょうか・・・。
とにかく腹立たしかったです。
まぁ、この手の問題はいつの時代もあって、わが国日本でも
日常的に起こっている事柄でもあるんですよね。
なんとも、もやもやするなぁ。
FBIのやりくちも悲惨だったなぁ・・・。
これもしょうがないとは思うんですが、こっちはリチャードが
犯人じゃないことは知っているので、無理矢理犯人に仕立て上げようとしている
感じが腹立たしくってね。
けどさ、これもまた事実を基に作られているから、やっぱこのやり方は
おかしいんじゃねぇかって。
とにかくこの国家とマスコミのやり口には腹がたってね。

確かに見た目やら、過去の犯罪やら、現在の状況などを見て
リチャードの犯罪しそう感はあるんだけど、そこはプロでしょう。
しっかりと見極めて、配慮して動いて欲しかったなと。

クライマックスの、お母さんのスピーチ。
そしてリチャードのFBIへの問いかけ。
ここら辺はめちゃくちゃグッときたし泣けてきましたよ。
弁護士ワトソンとの友情譚的なやりとりも素敵だったな。

そんな感じで。 
巨匠イーストウッド監督最新作。
次はどんな真実を描き出してくれるのでしょうか。
御年90才。
まだまだ作品を追い続けていきたいのでどうぞご自愛を!!

≪点数≫
  8点
                                           (20.08.29鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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