2020-11-19 Thu

2018年制作 韓
監督:カン・ヒョンチョル
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
朝鮮戦争中の1951年。巨済島捕虜収容所の新任所長は、収容所のイメージ向上を目指して戦争捕虜によるダンスチーム結成を計画する。朝鮮人民軍の問題児ロ・ギス(D.O.)をはじめ、 ブロードウェイのタップダンサーだった黒人下士官ジャクソン (ジャレッド・グライムズ)らが集められ、チーム名は“スウィング・キッズ”に決まる。
≪感想≫
僕的にめちゃくちゃ大好きな作品「サニー 永遠の仲間たち」の
カン・ヒョンチョル監督最新作。
どよよぉ〜〜ん・・・。
めちゃくちゃ重く後味の悪い作品になっちゃいました。
映画としてはつまんないと言う訳ではなく、めちゃくちゃ
見応えがあって楽しい作品だったりもしたんです。
キャラクターたちも魅力的で素敵な奴らも多くって。
特にスウィング・キッズの面々はそれぞれキャラが立っていて◎。
それだけにあの終わり方には口あんぐり。
しばらく身動きできなくなっちゃいましたよ・・・。
演者さんたちのルックの良さは韓国映画ならでは。
スウィングキッズの面々のタップダンスはとても見応えがあって、心も踊ると言うか。
ただ、たまにありえない動きをしていたのは何だろう。
序盤のギスが踊るシーンでのコサックダンスとか、ピョンピョン飛び跳ねる
シーンとか。
あそこはノレなかったなぁ。
もったいないない。
本作は紛れもなく戦争映画。
タップダンスや敵味方人種を超えて心を一つにしていく過程は
とてもエンタメ的で心がグッとなりまくりな世界。
クライマックスのタップダンスシーンは最高にアガりまくりで。
ただ、その世界は「戦争」と言う環境の中で起こっていて。
この「戦争」に引き戻されるシーンはとても凄惨で生々しい・・・。
そしてあの着地・・・。
いやぁ・・・重い。
現実に引き戻されてどんよりしちゃいました。
最後のギスとジャクソンのダンスバトルシーンの素晴らしさに
さらにどんより・・・。
本当に良くできた作品。
史実を上手く使いながら、エンタメとして最高に作られているのと同時に
反戦的なメッセージも含まれ、めちゃくちゃ考えさせられる作品。
素晴らしかったっす!!
ただ、最後の着地が着地なだけに点数はどうしても上がりません・・・。
シクシク・・・。
≪点数≫
2点
(20.08.23鑑賞)

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