2020-11-12 Thu

2020年制作 邦
監督:入江 悠
≪キャッチコピー≫
『その日、AIが
命の選別を始めた。』
≪ストーリー≫
天才科学者の桐生(大沢たかお)が開発した医療AI「のぞみ」が、国民の膨大な個人データを基に、人間を選別し殺りくを始める。人々がパニックに陥る中、AIを暴走させたテロリストと断定された桐生は逃走を図るが、警察のAI監視システムによって徐々に追い詰められていく。一方、桐生の義弟で「のぞみ」を運営する企業の代表を務める西村(賀来賢人)は、事態の収束に動いていた。
≪感想≫
むむむ・・・。
何だか楽しめなかったよ・・・。
プロットとかは既視感バリバリなんだけど、ワクワクしたし、
楽しくなりそうな作品なのに・・・。
何だろう・・・。
全てが胡散臭いというか。
引っかかる所が多すぎてねぇ・・・。
まずは、桐生が警察に捕まらなさすぎ。
だって、最新テクノロジーを駆使しての逮捕術なんですよ。
中盤ぐらいからの逃げ方はまぁ理にかなっていたので、100歩譲るとしても、
序盤はある程度、知能戦ではなく肉体勝負だったりもしたので、
さすがに、少しスポーツマンってだけの桐生が逃げ切るのは納得いかなくって。
中盤の海に落ちても逃げ切れたのもピンとこないし。
さすがに死んじゃうでしょう・・・。
助かった理由も描かれるんですがあり得ないでしょうって。
何だかなぁ・・・。
役者の演技なのか演出なのか。
街頭インタビューの方とか。
全体的に何だか胡散臭かったんですよねぇ。
ただし、その中で一縷の光となった、黒幕の桜庭!!
キャラクター的にも素晴らしかったです。
最後の視聴者への語りも良かった。
演じたのは岩田剛典さん。
一気にファンになってしまいましたよ。
彼に関してはMVP!!
いやいや。
それでも、やっぱり止まらない不満点。
これって、正味1日ぐらいのお話なんですよね。
なんか、もっとやる事というかパニックになってもよさそうなのにな。
桐生を追っかけることに力を注ぐ前にもっとやる事がね。
政府の対応も何だかなぁと。
総理が亡くなるというある意味、未曾有の危機の上に、これまでになかった、
AIの反乱というとんでもない事態になっているのに、どこかふわっとしていて。
気になることは山ほど。
正直、最初から最後まで引っかかっちゃったな。
沖縄が普及率が低いのはなぜだろうとか・・・。
こんなにも革新的なシステムなのに、世界には行き渡っていないのはなぜだろうとか・・・。
ここまでAIが進化していたら、もっと社会に浸透していてもよかろうに・・・。
確かに作り上げたのは桐生なのはわかるんですが、それを活用していったのは
他の人や社会なのに、桐生がこんなにも敵対視されるのはなんかもやっと。
桐生演じた大沢たかおさんの逃げっぷり、走り方がめちゃくちゃオーバーなのは
ちょっとなぁ。
腕の振りは凄いんだけどスピードはあまり出ていないみたいな。
何だかなぁ・・・。
あと、終盤にもめちゃくちゃ引っかかった部分が。
黒幕の桜庭がなぜか自分が犯人というシーンを語り出す件。
ありゃ、何きっかけなんだ??
周りに警察が山ほどいるのに自白するって・・・。
その後のミニドローン的なもので独白シーンを配信するのも特に
意味を感じなかったし・・・。
止まんねぇなぁ・・・。
とにもかくにも。
ひたすらザラザラしながら鑑賞。
最後の娘さんが写真を反射させてAIを止める件もノリきれず。
全体的に娘とのシーンはもれなくノレませんでした。
残念無念。
細やかな設定はわかりやすくて良かったんです。
例えば、桐生がなぜ体力あるのかとか、海外でジョギングをしているシーンを
見せることで説得力が増したり。
クライマックスの写真の反射もフリが効いていたしね。
何でしょう、もっと大きな部分がふわっとしていて、そのザラつきの方が気になって気になって。
いやぁ・・・とほほほほ。
残念無念。
≪点数≫
3点
(20.08.21鑑賞)

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