2020-10-09 Fri

2019年制作 米
監督:ジョシュ・クーリー
≪キャッチコピー≫
『あなたはまだ――
本当の「トイ・ストーリー」を知らない。』
≪ストーリー≫
ある日ボニーは、幼稚園の工作で作ったお手製のおもちゃのフォーキーを家に持って帰る。カウボーイ人形のウッディが、おもちゃの仲間たちにフォーキーを現在のボニーの一番のお気に入りだと紹介。だが、自分をゴミだと思ってしまったフォーキーはゴミ箱が似合いの場所だと部屋から逃亡し、ウッディは後を追い掛ける。
≪感想≫
「トイ・ストーリー」シリーズ最新作。
前作で見事なシリーズの終わらせ方をしてくれた本シリーズ。
まさかの最新作が登場。
おっかなびっくりで鑑賞することにしましたよ。
さてさて・・・。
むむむ・・・だけどやっぱり楽しいなぁ。
まずは、映像の見応えが抜群!!
オープニングのタイトルロールのシーンだけでも大満足!!
キャラクターたちについて。
バズがちょっとおバカで単純思考なキャラに戻っていたのは
いささか引っかかりましたが、これはこれで、楽しいキャラに仕上がっていたので
やっぱり大好きになりましたし。
本作のヒロイン的キャラの陶器人形のボーは、ルックはもちろんのこと
性格的にも快活で魅力的なキャラでやっぱり大好きになりましたし。
新キャラのスタントマンのアイツのクライマックスの大活躍シーンは
胸が熱くなって痺れちゃいましたし。
僕は本作を日本語吹き替えで観たんですが、新キャラのダッキー&バニーの声を
お笑い芸人のチョコレートプラネットのお二人が担当していて。
僕的にそれが見事にマッチしていて、二人の掛け合いがすっごい
楽しかったんですよね。
キャラ的に完全にギャグ要因だったのも◎。
彼らが登場するシーンはクスクス笑いながら鑑賞させていただきましたよ。
お話について。
前作でおもちゃの行きつく先的な幸せな答えを導き出してくれていたんですが、
本作ではその後が描き出されていて。
素敵な子ども達に受け継がれていくという素敵な循環。
本作ではその素敵な子ども達に出会えなかったおもちゃたちの姿が描き出される。
それを描いた場合の綺麗な着地となるとやはり、おもちゃたちの「独立・自立」
ということになる。
本作ではそこを強く描き出していて。
持ち主のために必死で頑張るウッディですが、最後はその場を離れ
自由を求めて世界へ羽ばたくという着地に。
なるほどねぇ・・・。
ただ、この描き方だとおもちゃの世界が人間の世界の裏側に実在するような
形になっちゃうんだよなぁと。
2作目ぐらいに思ったことなんですが、おもちゃの行動が人間の世界に影響を及ぼすのは
ちょっとなぁと引っかかったんですが、それが3作目では改善されていて。
本作では、しっかりとおもちゃの行動が人間界に影響を及ぼしていたんですよね。
例えば、おもちゃのあいつが車のタイヤをパンクさせたり。
例えば、おもちゃたちがカーナビの真似をして家族をだましたり。
しまいにはブレーキやアクセルを踏んで車を誤作動させたり。
あそこまで、あからさまに影響されるとなんだかなぁと。
ちょっと今回の世界観だけは少しむむむな感じでしたよ。
まぁまぁまぁ。
そんな感じで。
やっぱり大好きトイ・ストーリー。
キャラクターは抜群に魅力的だったし、アニメーションも素晴らしかった。
お話自体はむむむな世界観とはいえ、終わらせ方や繋げ方は
納得の仕上がり。
やっぱりピクサー作品は外さないですよねぇ・・・。
≪点数≫
8点
(20.07.02鑑賞)

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