2020-08-10 Mon

2018年制作 米/英
監督:バート・レイトン
≪キャッチコピー≫
『普通の大学生が起こした
普通じゃない強盗事件。』
≪ストーリー≫
ケンタッキー州の大学に通うウォーレン(エヴァン・ピーターズ)とスペンサー(バリー・コーガン)は、大学の図書館に時価1,200万ドル相当の高価な画集が所蔵されていることを知る。刺激のない生活にうんざりしていた二人は、画集を盗んで売ることを思いつき、大学の友人二人を仲間に加えて強盗計画を企てる。決行の日、老人に変装した四人は図書館に向かう。
≪感想≫
不思議な作りのお話。
本作は、実際にあったお話を基に作られていて。
通常のドラマ的な進め方でなく、なんと実際にこの事件に関係した方々を
そのまま登場させてインタビューしている演出。
ちょっとイーストウッド監督の「15時17分、パリ行き」を思い出したり。
あれも実際の人たちを出演させてたもんなぁ。
お話は、何者でもない若造4人が一発逆転を目指して、
大学図書館から希少図書強奪を図るっつー流れ。
お話の筋だけ聞いていると、スタイリッシュでカッコ良いケイパームービーを
想像していたのですが・・・。
あらあら・・・。
泥舟で航海している若造たちをひたすら鑑賞している感じ。
そこじゃない!そこじゃないんだよ感がビンビンで。
ひたすら不安と後悔が映し出されるんだけど、その中で彼らの心に
もしかしたら成功するんじゃねぇかと一縷の望みにすがる無謀にも近い願い。
クライマックスの失敗するシーンは本当に観ていて辛かったっす・・・。
先に書きましたが、何者でもない若造が、自分を見失って
すがるように何かをしでかそうとする。
観ているこっちも一歩間違えばこいつらみたいになってたんじゃないのかなぁと
ぞわぞわする。
ふぅ~~~(深いため息)・・・。
とにもかくにも。
また新しい作りの犯罪映画を観せてもらいました。
うっすら思い出したのは「その土曜日、7時58分」かな。
あれも徐々に転落していくお話だったような。
今作は反面教師作品として完璧。
これを観て犯罪に走ろうなんて輩は馬鹿ですよ!!
ちょいと後味の悪い良作でしたとさ。
≪点数≫
8点
(20.04.27鑑賞)

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