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No.1795 『町田くんの世界』
No1795 『町田くんの世界』
2018年制作 邦
監督:石井 裕也

≪キャッチコピー≫
『この世界は
   悪意に満ちている。
      でも――
         町田くんがいる。』

≪ストーリー≫
町田くん(細田佳央太)は運動や勉強が不得意で見た目も目立たないが、困っている人を見過ごすことのできない優しい性格で、接する人たちの世界を変える不思議な力の持ち主だった。ある日、町田くんの世界が一変してしまう出来事が起こる。

≪感想≫
映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」や「船を編む」等々の
石井裕也監督最新作。

人間の悪意と不寛容さを取り除いた善人・町田くんの
恋と青春のお話。

いやぁ、なんだか変てこな映画でした。

まず主人公の町田くん自体がすごいいききったキャラクターでね。
人間の悪いところを一切排泄した澄みきった心を持った高校生。
いくらなんでも感がビンビンで、多少引っかかりがなかったと言えば嘘になりますが
やっぱり善き人、善き心の描き方が上手なのか受け入れることができて。
演じた役者さんの瑞々しさも相まって、とても好感が持てました。

あとねぇ、本作は女優陣がともかく素晴らしくって。

ヒロインの猪原さんを演じた関水渚さん。
初めて見ましたが、これまためちゃくちゃ初々しくって表情豊かな
素敵な女優さんでねぇ・・・。
キャラクター的には、人間嫌いなんだけど、町田くんという謎のキャラクターに
初めて出会って困惑している感じとか最高。
あの、町田くんの行動にやきもきして貧乏ゆすりするシーンとか最高でした。

そして僕的MVPはもちろん前田敦子さん!!!!!
彼女は町田くんの性格を唯一理解している学友の栄。
彼女の朴訥なツッコミがめちゃくちゃ楽しくってね。
彼女が出てくるシーンはもれなく素晴らしかったっす。
もう、笑った笑った。
ちょっと、彼女の代表作「もらとりあむたま子」を思い出しました。

他にも町田くんの後輩のさくらを演じた高畑光希さん。
彼女もまたベテラン女優っぷりを発揮。
猪原さんとさくらと栄さんが織りなすシーンが一ヶ所だけあるんですが、
そこがもう微笑ましくってね。
最高のシーンだったなぁ。

あとは、町田くんの母親を演じた松嶋菜々子さんも素敵なキャラクターを
見事に演じていましたね。

本作は主役とヒロインの脇を固める役者さんたちがとにかく素晴らしかったイメージです。
池松壮亮くんも良かったなぁ。
一見、すっごい嫌なやつなのかなぁと思いきや根っこはとっても素直なやつでね。
他にも、町田くんのお父さんも素敵でした。
この両親の元から町田くんが育ったかと考えると納得。

演出について。
最後の展開はもうファンタジー。
大空に浮遊していく風船に捕まってヒロインの元に飛んでいく。
なんだこの展開!!
ファンタジックでコミカルな展開に思わず微笑んでしまいましたよ。
まぁ、これはこれで良いのかなぁって。

高校生の初恋のお話。
この小さな世界のお話なんだけど、そこで描かれていることは
人として、現代社会に生きる人に本当に大切なことはなんなのかという
とんでもなく大きなテーマが混在していて。
バランスよく描かれているかというと、そうでもないんですが、
どこか、心に引っかかるシーンがたくさんあったり。
クライマックスの町田くんの無償の優しさ、善意がいろんな人に伝わって
彼に戻ってくるシーンはとてもグッときましたよ!!

むむむ・・・なんでしょう。
なんともヘンテコな映画だなぁと。

そんな感じで。
誰も傷つかない感じ。
そして善意が波及していく感じ。
物足りないと言えば嘘になるが、こういう作品がいろんな人の心に届いて、
ふとした時に優しさが芽吹くような。
今の閉鎖的な時代に生まれた素敵な作品。
どちらかというと大人に観て欲しい作品。
オススメです。

≪点数≫
  8点
                                           (20.04.25鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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