2020-06-01 Mon

2018年制作 デンマーク
監督:グスタフ・モーラー
≪キャッチコピー≫
『事件解決のカギは電話の声だけ。88分、試されるのはあなたの<想像力>』
≪ストーリー≫
警察官のアスガー・ホルム(ヤコブ・セーダーグレン)はある事件を機に現場を離れ、緊急通報司令室のオペレーターとして勤務していた。交通事故の緊急搬送手配などをこなす毎日を送っていたある日、誘拐されている最中の女性から通報を受ける。
≪感想≫
ワンシチュエーションで撮られた本作。
緊急連絡案内室のオペレーターのもとに一本の救済要請電話が・・・。
対応しているうちに二転三転四転。
流れている映像はオペレーションルームだけなのにひりつく空気。
あふれ出る緊張感は半端なくって。
サスペンス的なお話からホラー的な展開に。
なるほどねぇ・・・。
最後の最後まで飽きることなく鑑賞させていただきました。
中盤に盛り上がりを見せて、最後は他人の事件から
自らの事件に落とし込む。
ググッとのめり込ませる展開が素晴らしかったです。
ただ、ちょっとオチが弱かったかな。
もっとド派手な着地でも嬉しかったっす。
本作はデンマーク映画。
あまりイメージがないですが、世界観は少し沈んでいて、どちらかというと
「陽」ではなく「陰」な感じ。
これはこれでアリなのかな。
演出やセリフ回しが巧いのか、電話で話している相手の状況や感情が
画に浮かぶんですよねぇ。
見応え、聴き応えたっぷりに仕上がっておりました。
そんな感じで。
ワンシチュエーション作品はなかなかお目にかかれない。
少し思い出したのが「search/サーチ」。
あれもフレッシュな演出で素晴らしかったなぁ。
本作も巧みな作品といった感想。
観て損はないんじゃないでしょうか。
≪点数≫
7点
(20.03.01鑑賞)

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