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No.1762 『1917 命をかけた伝令』
No1762 『1917 命をかけた伝令』
2019年制作 英/米
監督:サム・メンデス

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
第1次世界大戦が始まってから、およそ3年が経過した1917年4月のフランス。ドイツ軍と連合国軍が西部戦線で対峙(たいじ)する中、イギリス軍兵士のスコフィールド(ジョージ・マッケイ)とブレイク(ディーン=チャールズ・チャップマン)に、ドイツ軍を追撃しているマッケンジー大佐(ベネディクト・カンバーバッチ)の部隊に作戦の中止を知らせる命令が下される。部隊の行く先には要塞化されたドイツ軍の陣地と大規模な砲兵隊が待ち構えていた。

≪感想≫
アカデミー作品賞ノミネート作品。
惜しくも受賞はなりませんでしたが、本作は下馬評では
最優秀候補に挙がっていて。

ワンカット風の演出で前々からすごい評判を聞いておりました。
こりゃあ劇場にて観なきゃ勿体無い。
そんな期待度MAXの作品。
もちろん劇場にて観賞してまいりました。

さてさて。

いやぁ・・・これまた素晴らしい戦争映画を観させていただきました!!
戦争映画といえば、同じく今年のアカデミー作品賞にノミネートされた
「ジョジョ・ラビット」。
あれもとてつもなく大好きな戦争映画でしたが、本作もまた違った角度、
ちょっと王道的な素晴らしい作品に仕上がっておりました。

まずは本作の肝である演出について。
ワンカット、ワンカットと色んなところで耳にしましたが、
厳密に言うと本作はワンカットではないみたい。
分からないようにつぎはぎしてあくまでもワンカットに観えるように演出。
これがやっぱり素晴らしかったっす。
臨場感バリバリで、緊張感バリバリ。
緊張と緩和をしっかりと使い分けて、ひたすら「戦争」の中に
放り込まれる。
序盤のネズミが原因で爆発させる件とか。
戦闘機が墜落してくる件とかも凄かったなぁ・・・。

少しだけ穏やかな時間が流れるも、突然首根っこ掴まれて
「戦争」に引き戻される。
自分と「死」の距離がいかに短いのかを思い知らされる。

本作を観て感じたのが、ベタですがやっぱり「戦争」の悲惨さ。
繰り返される悲劇、本作の主人公たちのその後も戦争の中に生き続けているんだよなぁと
思うと、やるせない気持ちになってね・・・。

本当に嫌気がさしました。

もうちょっと演出について。
本作を観て思ったのが、ちょっとゲームっぽいなぁと思ったり。
1人の主人公を追い続けているので、ミッションをどんどんクリアしていく
姿はちょっと横スクロールのゲームを彷彿とさせたり。
中盤の、真っ暗闇からドイツ軍が走って追いかけてくる件とか。
川に落ちて流されていく件とか。

ここら辺もとにかく見応えがありました。

やっぱり演出が素晴らしかった印象。
クライマックスの一人で戦場を駆け抜けるシーン。
予告編でも流れていましたが、本作の白眉シーンなのではないでしょうか。

とにもかくにも。
とても素晴らしい作品。
いやはや今回のアカデミー作品賞候補は素晴らしい作品ばかり。

スタンダードな「戦争」映画も撮り方で一気に心に刺さりドスンと
心に残る作品に。
改めて「戦争」とはどう言うものかを思い知らされた気がします。
傑作でした!!

≪点数≫
  9点
                                           (20.02.24鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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