2020-04-27 Mon

2018年制作 米
監督:スパイク・リー
≪キャッチコピー≫
『黒人刑事KKKに潜入捜査』
≪ストーリー≫
アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスの警察署に、初の黒人刑事として採用されたロン・ストールワース(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、捜査のために電話で白人至上主義団体KKK(クー・クラックス・クラン)のメンバー募集に応募する。黒人であることを隠して差別発言をまくし立てた彼は、入会のための面接に進み、彼の代わりに白人の同僚刑事フリップ・ジマーマン(アダム・ドライヴァー)が面接に向かう。
≪感想≫
実話を基にしたお話。
時は1970年代。場所はアメリカ・コロラド州。
黒人初の警察官がユダヤ人警察官とコンビを組んで
KKKに潜入操作するっつーお話。
スリリングな展開は◎。
フリップの潜入がバレるかバレないかの展開は素晴らしかった。
あのサイコ野郎フェリックス・ケンドリックソンのキャラも良かった。
あと、あのおデブも気色悪くって最高でした。
どこかで見た事あるなぁと思ったら「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」の
あいつじゃん!!
これまたサイコ野郎キャラかよ!!
最高かよ!!
あと最後の演出もなるほどねぇって。
最後に現在の社会を映し出す。
なんだろう・・・観ている間はこんな酷いことが
昔はあったんだよなぁなんて思っていたら、
現在も変わっていないじゃん!!
むしろ酷くなってやしないかなぁ・・・。
本作でも描かれていましたが、過度な白人主義者は
黒人を忌み嫌い、ユダヤ人を忌み嫌う。
そして、その負の連鎖は黒人たちが白人を忌み嫌うという
状況を招く。
その連鎖はどこかで断ち切らなきゃいけない訳で。
人種の差別だけを焦点に置いていますが、
その他の社会問題についても思い起こさせられて
モヤモヤっとさせられました。
監督のスパイク・リーはこの手の作品を多々
手掛けていて、社会に対しても色々とメッセージを
送り続けているお方のようですね。
本作はアカデミー脚色賞を受賞したようで。
なるほど骨太なテーマとエンタメが巧く融合された良作でした。
≪点数≫
7点
(20.02.02鑑賞)

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