fc2ブログ
 
■プロフィール

ゆず豆

Author:ゆず豆
映画のレビューをつらつらと・・・。

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ

■カテゴリ
■カウンター

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

No.1743 『フォードVSフェラーリ』
No1743 『フォードVSフェラーリ』

2019年制作 米
監督:ジェームズ・マンゴールド

≪キャッチコピー≫
『絶対王者に挑んだ
     男たちの奇跡の実話。』

≪ストーリー≫
カーレース界でフェラーリが圧倒的な力を持っていた1966年、エンジニアのキャロル・シェルビー(マット・デイモン)はフォード・モーター社からル・マンでの勝利を命じられる。敵を圧倒する新車開発に励む彼は、型破りなイギリス人レーサー、ケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)に目をつける。時間も資金も限られた中、二人はフェラーリに勝利するため力を合わせて試練を乗り越えていく。

≪感想≫
実話に基づいたお話。

フランスで行われるル・マン 24時間レースでバカにされたフォード社が
王者フェラーリ社に挑むっつーお話。

派手に楽しめるも切ない作品でした・・・。

さてさて。
先にちょっと苦言。
気になったところもあったりはしたんです。
レース中にシェルビーがフェラーリのストップウォッチをパクったり、
ボルトを落として的陣営に混乱を招いたり。
正々堂々ではなくって、狡猾な部分もあったので、そこはちょっと
スポーツマンシップではないですが、真っ向勝負でぶち負かして欲しかったなと。

着地も悲しかったなぁ。
ケンのあの選択。
ラストのふと何かに気付き速度を緩めるシーン。
なぜだか知らないですがめちゃくちゃ泣けてね。
そしてあの結果ですよ。
まさかの優勝じゃないっつーオチ・・・。
すっごいやるせなくってね。
それまでのあの副社長への恨みつらみが爆発して、どうかこいつに制裁を!!ってなもんですよ。
そしてケンの最期。
まさかああいう最期を迎えるなんて・・・。
事実は小説よりも奇なり。
本当にグッと歯を食いしばりながら鑑賞しておりました・・・。
現実ってこういう事もあり得るんだよなぁって。

良かったところへ。
本作は演者が素晴らしかったな。
キャロル・シェルビーを演じたのはマット・デイモン。
彼のラストカットは本当に素晴らしかった。
ケンとの思い出をグッと飲み込んで次へ向かう表情とかジンときました。
そしてケン・マイルズを演じたクリスチャン・ベイル。
めっちゃくちゃカッコ良かった!!
あのやさぐれ感とかルックも細身でスレスレのアウトロー感がビンビン。
この二人のイチャイチャキャッキャを観ているだけでもグッとくる。
まさに「相棒」という言葉がよく似合う。
脇を固める奴らも素晴らしかったです。
チームのメカニック部門の奴らとか。
シェルビーの右腕的存在のあの親父も良かったなぁ・・・。
そして僕的MVPはマイルズの奥さん(モリー)と息子(ピーター)!!
ピーターはどこかで見たことあるなぁなんて思ったら「ワンダー 君は太陽
のあいつじゃん!!
二人とも父親を愛し、支え、応援する。
とても素敵なキャラクターでした。
だからこそマイルズのあの最期にはやっぱり切なくなんだよなぁ・・・。

レースシーンやレースカー描写も良かった。
派手さもあるし、時折、静寂なシーンを挟み込むことで物語に
濃淡を付け加える。
こちらも握り拳を握りながら鑑賞することができました。
デイトナのレースシーンやクライマックスのル・マンのレースシーンは
本当に素晴らしかったっです。

そんな感じで。
個人戦と思わせといて企業の戦士として戦う世界のお話。
フォードVSフェラーリと見せかけてシェルビー&ケンVSフォードのお話。
何度も書きますが、これって実話なんだよなぁ・・・。
とても興味深く、エンタメとしても素晴らしい作品でした。
おススメです。

≪点数≫
  8点
                                           (20.01.23鑑賞)
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
満足ならクリック!!
スポンサーサイト





映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する