2020-04-08 Wed

2018年制作 アイルランド/米
監督:ニール・ジョーダン
≪キャッチコピー≫
『拾っちゃいけない 届けちゃいけない』
≪ストーリー≫
ニューヨークの高級レストランでウエイトレスをしているフランシス(クロエ・グレース・モレッツ)は、地下鉄に置き忘れられたバッグを発見する。持ち主で夫を亡くしたグレタ(イザベル・ユペール)の家まで届けたことをきっかけに、二人は互いの孤独を埋めるように親しくなっていく。ある日フランシスは、グレタの家の戸棚を開くと自分が届けたものと同じ届け主の名前入りのバッグが大量に並べられているのを目にする。
≪感想≫
大好きクレア・グレース・モレッツ主演作。
久しぶりに見たけど大人になったなぁ・・・。
可愛らしいんだけど綺麗になっていて。
彼女の魅力がふんだんに出ていた作品に仕上がっておりました。
内容は、クロエ演じるフランシスが拾ったカバンの持ち主(グレタ)に
追い回されるっつーお話。
こわわわわ・・・。
とにかくグレタのサイコっぷりが怖くってね。
それは演出が素晴らしかったのが大きいのかな。
しっかりとグレタのサイコっぷりが映し出されていて。
演者(イザベル・ユペール)の貫禄もあるんだろうけど、めちゃくちゃ怖くってね。
例えば、フランシスのバイト先の前でひたすら立ってこっちを眺めている演出とか。
例えば、フランシスの友達(エリカ)を付けていく件とか。
グレタの一挙手一投足がめちゃくちゃ不気味で怖く描かれていたのは素晴らしかったです。
僕は本作を劇場で観たんですが、隣のおばちゃんが見事に驚きのリアクションを
取っていましたもんね。
あの、中盤に小躍りしながら探偵を殺すシーンは白眉のシーン。
すっごい怖かったです!!
とにかく描き方とかがホラーっぽくて見応えがありましたよ。
大切な人を亡くした似た者同士の二人(フランシスとグレタ)。
決定的な違いはエリカがいるかいないか。
救ってくれる、寄り添ってくれる親友がいたかいなかったか。
エリカは最初、やな奴っぽいと思ったんですが、そんなこたぁないない。
「正義」の友人でしたね。
しっかしグレタのやり口は賢いというか何というか。
餌をまきまくって、かかった獲物は逃さないやり口は、
こんな方法もあるんだなぁとちょっと感心させられたり。
ほんと、観ていて恐ろしくなりましたよ。
ちょっと不満に思った場所もちらほら。
グレタへの制裁の仕方が甘かった・・・。
あと、フランシスのグレタへの対応に穴があるのも確か。
フランシスやエリカ達の甘々っぷりにちょっとイラッとね。
単純な暴力でどうにかなりそうだったんだよなぁ・・・。
いやはや。
そんな感じでお話的にも楽しめた本作。
ただ、やっぱり大好きクロエ・グレース・モレッツかな。
彼女の魅力を久しぶりに堪能できて良かったです。
今後もどんどん出演作を増やしていってほしいなぁ。
≪点数≫
7点
(20.01.19鑑賞)

満足ならクリック!!
スポンサーサイト