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No.1736 『アイリッシュマン』
No1736 『アイリッシュマン』

2019年制作 米
監督:マーティン・スコセッシ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
トラック運転手のフランク・シーラン(ロバート・デ・ニーロ)は、マフィアのボスであるラッセル・バファリーノ(ジョー・ペシ)と知り合う。ラッセルに気に入られたフランクは殺しを請け負うようになり、全米トラック運転手組合委員長のジミー・ホッファ(アル・パチーノ)を紹介される。やがてフランクはジミーの右腕に上り詰めるが、ジミーの権力に陰りが見え始める。

≪感想≫
Netflixオリジナル映画。

ロバート・デニーロ、ジョー・ペシ、アル・パチーノ共演作!!
監督はマーティン・スコセッシ!!
内容はもちろん裏社会もの!!

好きすぎるベテラン俳優たちの豪華共演。

本作は実話を基に作られた作品で。
時は1950年代〜70年代。
老人ホームにてフランク・シーランという男が
自分の過去を語り出す。
それは自分とマフィアとの関わりについてだった・・・。

派手な演出もなくひたすら地味に流れるお話。
マフィア・ギャング映画なのでドンパチ的な抗争がありそうですが
本作はそれが全くなく。
ある意味穏やかに物事が進んでいく。
飽きが来そうなんだけど、ひたすら没頭できたのは、
キャラがしっかりと立っているという事と、所々で
起こるショッキングな出来事がムムムと唸らせる。
巧いなぁ・・・。
なんでしょう、マフィアの世界と政治の世界が当たり前のように
混在していて。
これって本当のお話なんだよなぁと興味深くなったり。
あと、フランクが人を殺していくシーンが多々出てくるんですが、
これがまた良い意味であっさりしていて、これはこれでめちゃくちゃ
泥臭いんだけどプロっぽくて良かったんですよね!!

キャラについて。
主人公のフランクは「義」の男。
パシリから汚れ役までなんでもござれの泥臭い仕事をこなす男。
ただ、そこに芯の太さと人間としての太さが見え隠れして、シブかったです。
まぁ、演じたロバート・デニーロのルックの力強さもあったからなんでしょうけどね。

そうそう。
ルックで言えば本作のオヤジ達はファッションもカッコ良かったな。
スーツをバシッとキメる出で立ちは見ごたえがありましたよ。

アル・パチーノ演じるジミー・ホッファももちろん実在の方。
徐々に追い詰められて雁字搦めになっていく感じが観ていて辛かったなぁ。
唯一のカタギ的なキャラクターでね。
カリスマ政治家っぷりがカッコ良かったです。

そして僕的MVPのジョー・ペシ演じるラッセル。
あの大物感。
そしてひたすら冷静沈着で寡黙。
ルック的には小柄でひ弱そうなのに醸し出される渋み。
彼に関しても芯の強さがドンと溢れ出ていてね。
上記三人がワイワイキャッキャとやっているのがもう観ていて飽きがこないわけです。
大満足・・・。

そんなこんなで。
いぶし銀スターたちの哀愁漂う大傑作。
このメンバー、このテーマで集まることはもうない事でしょう。
そんな事を思うと改めてグッとくる。
3時間半の長尺ながらも飽きずに観れた傑作。
巧みな俳優と巧みな監督の集大成的作品。
ぜひご堪能あれ。

もひとつそうそう。
本作はNetflix配信作品。
本作を鑑賞後、流れで30分くらいのインタビューVTRも鑑賞。
そこに映る四人のベテランたち。
デニーロ、ジョー・ペシ、アル・パチーノ、そしてスコセッシ。
素敵なおじいちゃんたちが楽しそうにイチャイチャしている姿は、
微笑ましくもカッコ良くって。
こんな風になりたいなぁと・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (20.01.13鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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