2020-03-25 Wed

2018年制作 米
監督:リチャード・シェパード
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
かつて将来を有望視されていた天才チェロ奏者の女性が元恩師を訪ねるが、そこには別の才能豊かな愛弟子がいた。互いの音楽のセンスを称賛し、それぞれの想いを交流させる二人。しかし、それは誰もが予想のつかない展開へと転がっていく。この演奏の主導権は誰にあるのか。
≪感想≫※とてつもないネタバレあり。
Netflixオリジナル映画。
二転三転スリラー作品。
こちらはネタバレ厳禁作品ですので、未見の方は鑑賞後にお読みください。
さてさて。
かつての天才チェリストの女性(シャーロット)が昔の恩師の元へ尋ねる。
そこには、もう一人の天才チェリスト(リジー)がいた・・・。
本作は二転三転、どんどん先が変わっていくサスペンス的な手法を使っていて。
とにかく先の展開が読めない作り。
そして演出的に作中で2度ほど時間軸を戻す演出があって。
実はあの時はああだったんですよ的な。
そのやり方が本作に関してはとてもハマっていたように感じました。
それまで感じていた違和感がこの演出によって納得させられたというか。
例えば最初の展開。
それまでリジーがめちゃくちゃ気が狂ったようなキャラになっていて、
いくら何でもそこまで体調が悪いだけで取り乱すかねぇってちょっとイラッと
していたんですが、彼女は幻覚を見ていたんですね。
なるほどなるほど。
そんな感じで、見ごたえのある演出は◎。
物語について。
オチがとんでもなくサイコ。
最後に復讐を遂げた二人。
それぞれ片腕となって一人は弓を弾き、一人は弦を押さえる。
二人で完全なる演奏をして物語は終える。
鑑賞者は敵であるアイツ。
ルックは両手両足を切り落とされ目は塞がれた状態。
インパクト重視な終わり方は流れ的には納得いくものではありませんでしたが
なるほどねぇと。
一気に本作の世界観を確定させたラストでした。
作りや展開はとても楽しめた本作。
一つだけピンとこなかったのが、シャーロットがリジーを助けるために
片腕を切り落とさせるのはやっぱり違うんじゃないかと。
リジーも復讐の対象ならいいんですが、そこまでする事ないだろうって。
もっと他の方法があったろうって。
物語に盛り上がりをというのもわかるんですが、ちょっともやっとしちゃいました。
そんなこんなで。
二転三転どんでん返し系が好きな方は楽しめる作品に仕上がっていました。
オチもこの手の作品にしてはブラックな感じだったので、その辺も見所の一つ。
アイディアはとても良かったですよ。
マイナーチックでしたが何気に楽しめました。
≪点数≫
6点
(20.01.12鑑賞)

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