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No.1732 『ニュー・シネマ・パラダイス』
No1732 『ニュー・シネマ・パラダイス』

1989年制作 伊/仏
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
映画監督のサルヴァトーレ(ジャック・ペラン)は、映写技師のアルフレード(フィリップ・ノワレ)という老人が死んだという知らせを受け、故郷のシチリアに帰郷する。

≪感想≫
不朽の名作。

監督はジュゼッペ・トルナトーレ。
鑑定士と顔のない依頼人」「題名のない子守唄」の監督さん。
本作でアカデミー外国語賞やカンヌ国際映画祭 審査員特別グランプリを
獲ったんですって。

僕もだいぶ前に観た記憶があります。
その時ももちろん満足して
「やっぱり名作と言われる作品はいつ観ても良いなぁ・・・。」
なんて思ったり・・・。

そして2020年となり劇場一発目。
いざ勇んで鑑賞してまいりました。

歳を重ねたせいか以前観た時よりグッときたなぁ。

シチリアに住む少年トトと映写技師アルフレードの交流を通して映し出されるその時代。

本作では映画館での人々の機微を写していました。
老若男女が集まって一つの映画を鑑賞する。
野次をとばす人や涙を流す人、子供に授乳する奥様や卑猥なシーンで自慰行為をする若者たち。
そこには色んな人間の感情が立ち込めていて。
それは決して負のオーラではなく多幸感に満ち溢れた世界。
昔の映画館って本当にこういう風だったのかなぁ。
シチリアという田舎ならではの風景なのでしょうか。
とにかく、この映画館のシーンは素敵だったな。

お話的には派手さはないんですよ。
ただ、そこに写っている事情や交流はとても豊かでね。

一人の少年が成長して人間形成されていく。
色んな人たちとの交流や初めての恋。
それが後のトトに繋がっていくあの感じ。
そして現在のトトを作り上げているという事を知るあの感じ。
少しだけ自分に照らし合わせてみる。
う〜〜ん・・・感慨深い。

音楽もとても素晴らしかった。
僕的に二度目の鑑賞となる今回は音楽にグッときました。
何でしょう、この無条件で琴線に触れてくる感じ。
うるっとさせられるこの音楽。
本当に素晴らしかったです。

そんな感じで。
全体的に豊かな作品でした。
きっと10年後に観たらさらにグッとくるんだろうなぁ。
そして20年後、30年後・・・。
時々、観直したい名作でございました。
映画館で観て良かったぁ・・・。

≪点数≫
  10点
                                           (20.01.05鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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