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No.175 『水になった村』
No175 『水になった村』

2007年制作 邦
監督:大西 暢夫

≪キャッチコピー≫
『降り注ぐ笑いが僕の宝物だった
  この先ジジババたちはどこへ行くのだろう』

≪ストーリー≫
岐阜県徳山村にダム建設の話が持ち上がった。
村人達は引越しを始めるなか数人の老人達はできるだけ生まれ育った村で生活がしたいと
徳山村に戻り悠々自適に生活をしていた。
そんな数人の老人達を追った15年の記録・・・。

≪感想≫
いやぁー・・・これまた何とも言えない作品に出会いました。
タイトルやあらすじを見たら「自然破壊はんたーい!!」「故郷を壊すな!!」などと声高に
あげている作品を想像したが全然そうではなかった。
そこに住む老人達の逞しさ、その環境で生まれる何かを誠実に訴えた作品に感じました。
それを観る僕らはやはり自然破壊や環境破壊について想う訳で・・・。
静かに重い、色々と考えさせられる良作。

ほぼ自給自足で過ごす人々。
自然で取れた山菜や川魚。空気もいいから食欲も人一倍。
たくさん動いて、たくさん食べて、たくさん笑って元気もりもり。
とても暖かく逞しい生命力を持った人達はこの自然が作ってくれたのでしょうね。

そんな自然を国は悲しいかな壊すことになってしまう。
まぁそれも仕方の無いことなのかもしれない・・・。

だけど・・・だけど・・・。
こんな人達がいなくなっちゃうのは少し切ない・・・。
都会暮らしで、遊びに行ったらケーキと紅茶を出してくれる祖父や祖母も素敵だけど、
その反面遊びに行ったら山で一緒に山菜取ったり川魚を一緒に捕まえてくれる
じぃちゃんばぁちゃんもやっぱり素敵だ。
自然と都会との共存・・・うまくバランスがとれたらどんなにも素晴らしいか。

なんて、この作品を観て色んな事を感じました。

こんな素敵な人達を15年も撮り続けた監督さんにもう少し話を聞いてみたいなぁ。

そういえば、この作品を観て少し懐かしい感じがした。
亡くなった二人のばぁちゃんを思い出したから。
ばぁちゃん達もこんな感じの人達だったなぁ・・・。
僕のルーツもそこにあるってことか・・・何だか嬉しい気分。

≪点数≫
  10点
                                           (08.10.13鑑賞)


※DVD販売していないので本を紹介

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映画 | 21:54:44 | トラックバック(0) | コメント(2)
コメント
こんにちは♪
なんか気になる作品ですね・・・。しかしまたレンタルになさそうな予感がww

DVD化されていないとまずない事が多いですよね・・・。
マルホは絶対観る価値ありです♪リンチ監督の中で構成やメッセージが最も好きです★

アタシは全てのカテゴリの映画をとりあえず書いたので一安心です(笑)
これからはチョコチョコあげていきますね♪
今日はパイをみるぞーっ!!!
2012-07-11 水 11:39:17 | URL | 堕璃 [編集]
Re: 堕璃さん
いつもコメありがとうございますv-290

> なんか気になる作品ですね・・・。しかしまたレンタルになさそうな予感がww

今作はとあるイベントで観たドキュメンタリー作品です。
そうなんです。
DVD販売はされていないみたいなんですよねー(号泣)

> マルホは絶対観る価値ありです♪リンチ監督の中で構成やメッセージが最も好きです★

リンチワールドと言う言葉があるくらいですもんね。
デヴィッド・リンチの作品は「ロスト・ハイウェイ」「エレファントマン」は観ましたよ。
どちらも良作でしたが「エレファントマン」は特に良かったなぁという記憶です。
「マルホランド・ドライブ」。
必ず観ます!!

> 今日はパイをみるぞーっ!!!

おっと。
ついにですねー!!
ノイズだらけの作品だけにトリップに注意です(笑)
2012-07-11 水 19:36:56 | URL | ゆず豆 [編集]
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