2019-11-11 Mon

2017年制作 米
監督:ジェレミー・ジャスパー
≪キャッチコピー≫
『あんたがスターだって
知ってたよ』
≪ストーリー≫
ニュージャージーで酒浸りの母、車椅子の祖母と暮らす23歳のパティ(ダニエル・マクドナルド)は、憧れのラッパーO-Zのように音楽で成功したいと思っていた。ある日パティは、駐車場で行われていたフリースタイルのラップバトルに参加し、見事勝利を収める。そして諦めかけていた夢への再挑戦を決めた彼女に、オーディション出場のチャンスが訪れ……。
≪感想≫
最高の負け犬映画。
ニュージャージーの片田舎に住む太っちょ女子のパティ・ケイクが
ラッパーになるために悪戦苦闘するっつーお話。
人生七転び八起き。
いろんな苦難を乗り越えながらも少しづつ成長していく。
いやぁー、痛くって痛くって応援したくなるこの感じ。
これぞ負け犬映画!!
パティは、見てくれもデブッチョでそんなによろしくなくって。
周りからも「ダンボ」と罵られる始末。
家庭環境も良いとは言えない。
父親はいなくって、母親は昔、歌手になりたい夢をパティを妊娠する事で
人生が急展開。
今は怠惰な生活を送っており娘の稼いだ金で酒を飲んではぐうたら生活。
パティの周りの奴らも最高でしたね。
インド系の親友のあいつや、恐らく移民系のサタニストのあいつ。
そしてパティのばあちゃん。
三者三様、彼らも社会とは少し離れた存在で。
そんな彼らがバンドを組んでレコーディングをするくだりは
やっぱりグッときました!!
応援したくなるんですよねぇ・・・。
本作を観て思い出した作品。
劇中でも語られていましたが「プレシャス」的な。
ヒップホップ、片田舎、負け犬感ビンビン映画で思い出すのは
やっぱり「SR サイタマノラッパー」シリーズ。
ここら辺をすっごく思い出したりしました。
もちろん劇中で流れる音楽も最高。
僕的に、最近フリースタイルラップの番組「フリースタイルダンジョン」にハマっているせいか
そこに映るヒップホップシーンはめちゃくちゃあがりました!!
ひたすら縦ノリで鑑賞させていただきましたよ。
あとは僕がヒップホップの技術についてもっと知っていたらなぁ。
パティの才能がどれぐらいあるのかを、もっと把握できれば
グッとくることも多かったんだろうなぁと。
そこは反省です・・・。
人生七転び八起き。
今のパティはまだまだ低空飛行なんだけど、好きなことをコツコツと続けているうちは
何かが起こるんじゃないでしょうか。
本作の最後はそれを象徴する終わり方でした。
いやぁー気持ち良かった。
劇的に変わらないところも良かったなぁ・・・。
兎にも角にも。
最高のヒップホップ負け犬映画!!
これぞ負け犬映画!!
万歳!!!!
≪点数≫
9点
(19.08.23鑑賞)

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