2012-07-07 Sat

2005年制作 米
監督:マイク・ミルズ
≪キャッチコピー≫
『フツーに心配な僕のミライ』
≪ストーリー≫
オレゴン州の郊外住宅地に住むジャスティンは、親指を吸う癖を治せず悩んでいた。
そんな彼のことを案じた風変わりな歯科医ペリーは、催眠術で彼の癖を治そうとする。
しかし、事態はますます悪化。
挙動不審に陥ったジャスティンは注意欠陥多動性障害と診断され、抗うつ剤を服用し始める。
≪感想≫
汗と涙に囲まれるあっついあっつい青春を過ごすものもいれば、ジャスティンのように色々な事に
揺れ動き葛藤していく青春もある。
不安にかられ自分自身とは何かを考える。
誰も助けてくれないけど、誰かが助けてくれるだろうと思ってしまう。
思い悩んで、身近なものに頼ってしまう。
それが自分を変えてくれると盲目的に信じながら・・・。
そしてジャスティンは気付く。
結局のところ正解なんてないんだと・・・誰だって同じ境遇に立っているんだと・・・。
視界が広がった時、周りからの愛情に気付く。
自分自身と向き合い受け入れる。
ジャスティンは少しだけおっきくなった。
うーーん・・・しびれますなぁ・・・。
環境や国は違えどリアリティのある少年時代。
だれだってそんなものなのかもしれませんね。
最後のほうで歯科医の先生が言った言葉。
「大切なのは答えなしに生きる力だ」。
良い言葉です。
いやぁー良作良作。
余談ですが、僕は子供の頃からずっと爪をかむ癖があるんだけど、深層心理では何かあるのでしょうか・・・。
≪点数≫
9点
(08.09.13鑑賞)

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