2019-08-26 Mon

2018年制作 邦
監督:細田 守
≪キャッチコピー≫
『ボクは未来に出会った。』
≪ストーリー≫
小さい木が立つ庭のある家に住む、4歳で甘えん坊のくんちゃんは、生まれたばかりの妹に対する両親の様子に困惑していた。ある日、くんちゃんはセーラー服姿の女の子と出会う。彼女は、未来からやってきた自分の妹で……。
≪感想≫
大好き「サマー・ウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」の細田守監督最新作。
4歳児のくんちゃんちに妹がやってくる。
お父さんとお母さんの愛情が妹に注がれる中、くんちゃんは
赤ちゃん返り中。
そんな中、くんちゃんの周りでは不思議な現象が起こり始めるっつーお話。
CMでは、くんちゃんの下に未来から妹のミライちゃんがやって来て二人で冒険の旅に出る的な
お話を全面に出していたんですが・・・。
・・・あれ?
・・・んん??
なんだこれ?思っていたのと全然違うじゃん!!
なんとも不思議なお話でした。
さてさて。
まずは良かったところ。
1つ目。
まず尋常じゃなくクンちゃんのルックが可愛かった。
とにかく、彼の一挙手一投足、そして表情がまぁとんでもなくキュートで。
ひたすら眺めてられるルックでしたよ。
声優について。
講談師・神田松之丞さんが声を担当していて、これは見事だったなぁと。
最近、彼のラジオ番組「問わず語りの松之丞」にハマっている僕としては
これまた嬉しかったです。
くんちゃんの成長物語としても良かったですよ。
もちろん、話が話だけにピンとこなかった部分もあったりしたんですが、
ストレートに訴える部分とかグッと来ましたよ。
例えばひいじいちゃんとひいばあちゃんのお付き合いの件とか。
例えばひいじいちゃんとくんちゃんの絡みの件とか。
あらゆる事情が今のくんちゃんへと繋がっている的な普遍の理とか。
そんな感じですが、ダメダメな部分もあったりね。
僕的に一つ気になったのが、くんちゃんの「声」。
どうも4歳児の男の子のおしゃべりには聞こえなかったんです。
しゃべったとたん少しザラザラした感じが少しもったいなかったなぁと。
ただ、ふとのん(能年玲奈)さんを彷彿させる声だったなぁと思ったり。
あと、くんちゃんの成長譚だったんですが、このお話だと、
くんちゃん一人で成長していってる感じがするのもちょっともったいなかったな。
例えば、お父さんやお母さん、家族、周りの人たちと共に成長してくれたら
もっとグッときたかもって。
たしかに、子供って知らない間に成長していく感じがするし、
本作のように想像力と発想力、自由な思い込みで成長していくのも
素敵なんですが、もう少し現実よりに描いても良かったなって思ったりね。
まぁまぁまぁ。
そんなこんなで。
なかなかグッと来た今作。
色々と調べてみると本作って意外と不評のようですね。
そういや、思い返すと、お話とか設定とかはよくわかんないし、
変な映画だなぁと感じることは多々あったような。
それでも、瞬間瞬間の画とか、所々の物語とか、グッとくる部分もたくさんあったので、
僕的には満足できた1作でした。
細田監督の次回作も楽しみです!!!!
≪点数≫
7点
(19.06.26鑑賞)

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