2019-06-29 Sat

2017年制作 米
監督:リドリー・スコット
≪キャッチコピー≫
『 ― 』
≪ストーリー≫
1973年、大富豪ジャン・ポール・ゲティ(クリストファー・プラマー)は孫のポール(チャーリー・プラマー)を誘拐され1,700万ドルという高額の身代金を要求されるが、守銭奴でもあったゲティは支払いを拒否する。離婚して一族から離れていたポールの母ゲイル(ミシェル・ウィリアムズ)は、息子のために誘拐犯、ゲティの双方と闘う。一方、犯人は身代金が支払われる気配がないことに苛立ち……。
≪感想≫
実話に基づいたお話。
世界的大富豪のジャン・ポール・ゲティの孫が誘拐される。
身代金を要求されるも銭ゲバ・ゲティ老人は一銭も払うつもりなし!!
母親であるゲイルの犯人、そしてゲティ老人とのバトルが始まった・・・。
本作を語る前に。
本作を鑑賞後、色々とお勉強。
まず、本作の主役であるゲティ老人。
演じたのはクリストファー・プラマーなんですが、実はケヴィン・スペイシーが
演じる予定だったんですって。
完成目前となった時、ケヴィン・スペイシーのスキャンダルが発覚。
降板、そして俳優引退を余儀なくされたらしく。
これが映画公開1ヶ月前。
急遽、クリストファー・プラマーに依頼をかけて撮り直したんですって!!
凄いですねぇ・・・・。
そしてそして。
本作にはマーク・ウォールバーグが出演していて。
先に書いた撮り直しをする事で高額な報酬を得ていたらしくって。
同じく主役級を演じたミシェル・ウィリアムズとの格差が半端なかったっつー事で、
これまた批判の嵐。
映画云々とはまた違った形で話題をかっさらったんですって。
そしてそして。
本作は実話を基に作られた作品で。
このゲティ一族っつーのはこの誘拐事件以外にも色々な事が巻き起こったらしく。
例えば、本作で誘拐された孫、ポール3世。
彼は、この誘拐がきっかけで精神的に不安定になってアル中、薬物依存症に陥ったんですって。
金に溺れた一族のお話は他にも色々掘り下げても良いかもね。
脱線しまくりましたが、本作について。
バイオレンスシーン。
耳切り落としシーンは結構、トラウマ級のえげつなさでした。
あの血がピューって吹き出すシーンとか思わず目を背けてしまいましたよ。
登場人物たちも色物ぞろい。
銭ゲバ・ゲティじいさんのイキきった行動とかムムムと唸らされたり。
ポールの逃げれそうで逃げれない感じとかハラハラさせられたり。
母親であるゲイルの奮闘っぷりにイケイケと応援してみたり。
父親であるポール2世の変貌っぷりにゾッとさせられたり。
なかなか見応えある内容に仕上がっておりました。
ちょっと脱線話が多かった本レビュー。
そんなこんなで、いろいろといわくつきの本作。
シリアスながらも満足できる1作となりましたとさ。
≪点数≫
7点
(19.04.07鑑賞)

満足ならクリック!!
スポンサーサイト