2019-06-07 Fri

2016年制作 米
監督:ジム・ジャームッシュ
≪キャッチコピー≫
『毎日が、新しい。』
≪ストーリー≫
ニュージャージー州パターソンでバスの運転手をしているパターソン(アダム・ドライヴァー)は、朝、妻のローラ(ゴルシフテ・ファラハニ)にキスをすることから始まる、変化のない毎日を過ごしている。そんな日々の中でパターソンは、周囲の会話やマッチ箱といった何げない物事に着想を得た詩をノートに書き留めていた。
≪感想≫
ジム・ジャームッシュ監督作品。
思い返すとジム・ジャームッシュ作品は「ナイト・オン・ザ・プラネット」「デッドマン」
「ゴースト・ドッグ」「リミッツ・オブ・コントロール」「ブロークン・フラワーズ」を
観ていました。
めちゃくちゃ観とるがな!!
上記の中では「ナイト・オン・ザ・プラネット」が好きかな。
全体的にうっすらとした記憶ですが、ジャームッシュ作品って
派手さがなくって、穏やかで詩的な印象。
理系の僕にはこの詩的、文学的な造詣には程遠くって。
ただ、この穏やかな空気感は嫌いじゃないんですよね。
そんなこんなで本作について。
なるほど、これまたジム・ジャームッシュ印満開の作品に仕上がっておりました。
本作の物語はニュージャージー州のパターソンという街が舞台。
そこに住むパターソンという男の1週間を描くっつーお話。
本作も詩的、というか詩を書く男のお話で。
日々、何気無い日常を描いて、間々で彼が読む詩が挟まれる。
これがまた味わい深くって。
正直、何が良いのかって説明はできないんです。
ただ、そこにある日常がとても羨ましい。
パターソン夫妻のやりとりも、別に何があるっちゅう訳ではないんですが、
どこか微笑ましいし。
パターソンが運転するバスの中での、お客の何気ない会話も、
どこか心地良いし。
パターソンが通うバーでの出来事も、ハプニングがあったりするんだけど、
なんだか悪くないし。
全てを柔らかく映し出しているこの世界観が素敵でね。
誰がどうとか、何がどうとか、粒立てて説明するのは難しいんです。
ただ、この全体的な空気感が◎。
街の風景もそうだし、音もそうだし、写し方とかもそうなのかな。
むむむ・・・説明しにくいなぁ。
多分、一つ一つに意味はあるとは思うんです。
例えば、本作でよく出てくる色んな双子達。
ありゃなんじゃ??
例えば、クライマックスに出てくる日本人観光客
(演じているのは永瀬正敏さん!!)の薬指と小指がテーピングされている。
ありゃなんじゃ??
詩の飲み込み方もよく分かんないしさ。
ただねぇ・・・。
とにかく、この空気感が本当に心地良かったんですよね。
すいません、無学で。
すいません、ぼんやりとしたレビューで。
もう一回観てみようかなぁ(苦笑)
≪点数≫
7点
(19.03.10鑑賞)

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