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No.1613 『監獄の首領』
No1613 『監獄の首領』

2017年制作 韓
監督:ナ・ヒョン

≪キャッチコピー≫
『そこはアリバイ100%保証の<完全犯罪区域>――』

≪ストーリー≫
犯罪組織のボス、チョン・イクホ(ハン・ソッキュ)が牛耳るソウルのある刑務所では夜になると囚人たちが塀の外へ繰り出し、証拠を一切残さない完全犯罪を繰り返していた。そこへ元刑事のソン・ユゴン(キム・レウォン)がひき逃げ、証拠隠滅、収賄の罪で収監される。たびたびトラブルを起こすユゴンに目を付けたイクホは、彼を新たな犯罪計画に引き入れようとし……。

≪感想≫※ネタバレあり
韓国映画。

とある刑務所。
そこには刑務官やら所長やら、もちろん囚人まで、全てを
束ねる首領(イクホ)がいた。
そこに、「死神」と呼ばれる元警官のユゴンが来るっつーお話。

思いっきりネタバレしますが、実はこのユゴンは、自分の兄貴を
殺したイクホをとっちめるために刑務所に入ってきた、
潜入捜査官で。
中盤ぐらいまでは、ここら辺をぼやかしながら描いていたので、
真相が分かったときは
「おぉ!!なるほど!!」
ってね。
素直に驚かされました。

バイオレンス描写も抜群。
韓国独特の泥臭いアクションと生々しいバイオレンス描写。
緊張感たっぷりで見応えありました。

ふと思ったのですが、韓国映画でよく食事シーンが出てくるのですが、
食べ方とかで、その人の性格を映しているような気がして。
本作でも、キム先生と言うキャラが食事をとっているシーンとか、
ユゴンがチキンを貪ったり、ブリの刺身を食べるシーンとか、
悪そうな感じがビンビンに伝わってきて◎。
野蛮な雰囲気がね・・・。

キャラクター、演者さんたちも良かったです。
イクホの部下たちのプロフェッショナル感は最高だったし、
何といってもイクホのカリスマ感、大物感は間違いない。
演じたのはハン・ソッキュと言うお方。
ベルリンファイル」にも出ていたなぁ。

全体的に楽しめた本作。
ただね・・・。

物語の着地がちょっとピンとこなかったな。
ラスト、ユゴンは潜入捜査は成功に終わったものの、それまでの行動等が
法に触れたということで、実刑判決を受けてしまいます。
「おいおい、そりゃないぜ!!」
「功労もんの働きじゃないのかよ。」
なんて思ったり。
しかも、それはそれで今後はユゴンがイクホ的立ち位置になるんだってなニュアンスの
終わり方・・・。
・・・うーーーん、なんか違うんだよなぁ。
この手の潜入捜査物で思い出したのは同じく韓国映画の「新しき世界」。
ちょっと、あの終わり方と似ているような・・・。
深みで言うと、「新しき世界」の方があったような・・・。

とにかくラストには少し納得がいきませんでしたよ。

そんなこんなで、着地以外は満足できた本作。
相変わらずこの手の韓国映画は、良い意味で野蛮で素晴らしい!!

≪点数≫
  6点
                                           (19.03.09鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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