2019-06-03 Mon

2018年制作 米
監督:ボブ・ペルシケッティ/ピーター・ラムジー/ロドニー・ロスマン
≪キャッチコピー≫
『運命を受け入れろ。』
≪ストーリー≫
ニューヨークのブルックリンで名門私立中学校に通うスパイダーマンのマイルス・モラレスは、自分の能力をコントロールできなかった。ある日、時空がゆがめられた衝撃で、それぞれ異なる次元にいたスパイダーマンたちが集まってくる。
≪感想≫
ひっさしぶりの劇場アニメ。
今回は大好きアメコミ作品。
マーベルのスパイダーマンシリーズのスピンオフ的な作品になるのかな。
これまた大好き「アベンジャーズ」シリーズのスパイダーマンとは違くってね。
色んな世界のスパイダーマンたちが一つの世界に集まってわちゃわちゃやるっつーおはなし。
本作はアカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞しました。
めでたい。
さてさて。
うわ!
すっごい楽しい!!
最高じゃん!!!
大満足の傑作アニメでしたよ!!
まずビジュアルが凄かった。
コミックとアニメが巧く融合されて観ていてとっても楽しかったです。
色彩もカラフルでちょっとドラッギーな感じ。
アニメーションも良い意味でガチャガチャってしていてこれまたドラッギーな感じ。
コミックの吹き出しとかも取り入れていてね。
ちょっとこう、新感覚の映画体験でしたよ。
少しだけ、以前観た湯浅 政明監督のアニメ「マインド・ゲーム」を思い出したり。
抑えることろは抑える。
勢いを重視するところはしっかりと。
メリハリもしっかりしていて。
主人公のマイルスが覚醒して真のスパイダーマンへとトランスフォームしたあたりの
シーンはすっごいカッコ良くってテンションガン上がり!!
アクションシーンもアニメならではの疾走感でカッコ良かったし。
キャラクターについて。
本作はとにかくたくさんのスパイダーマンが出てきます。
主人公のマイルスのスパイダーマン。
マイルスが黒人なだけに黒のスーツで自らのアイデンティティを確立。
透明になる能力も◎。
彼は性格的にもとても良い奴で、自信のない奴が、どんどん成長していって、
最後にはいっぱしのヒーローになっていく過程は観ていてグッときましたよ。
ヒロイン・グウェンのスパイダー・グウェン。
白いスパイダースーツで見た目もしなやかでキュート。
格闘術を身につけていてこれまたカッコ良かったです。
ピーター・B・パーカー(彼もスパイダーマン)。
異世界から来たピーターは中年おデブの三枚目。
ちょっとコメディリリーフ的な役割なんだけど、
根っこはイケているので問題ないない。
少し大好き「デッド・プール」を彷彿とさせるキャラクターでしたね。
アニメ世界から来たペニー・パーカー。
彼女のルックは日本のアニメ少女そのもの。
日本人が観たら思わず
「萌え~~~。」
と唸りそうなキャラクターでした。
相棒のベイマックスみたいなやつもキュートでしたね。
スパイダーマン・ノアール。
クールでダンディズムなハードボイルドスパイダーマン。
彼はルックがカッコ良かったな。
そして最後はタイムボカンシリーズから飛び出してきたようなキャラクター。
スパイダーハム!!
こいつもルックが最高でした!!
多種多様なスパイダーマンたち。
欲を言えばもっとも~~~っと活躍させてほしかった。
どうしても主人公マイルスの成長譚がメインとなっているので、他のメンバーたちの
活躍が少なくなっちゃっててね。
ちょっともったいなかったなぁ。
敵キャラについて。
これまた色んなキャラが出てきましたね。
調べてみると、キングピン、プラウダー、ドクター・オクトパス、
スコーピオン、トゥームストーンという奴ら。
こちらももう少し、各キャラにスポットを当てて欲しかったかな。
あと、キングピンは普通の人間ですよね。
「あんなに強いのはいくら何でも反則だろ(苦笑)」
なんて思ったり。
正体はマイルスの大好きな叔父さんだったプラウダーが
僕的MVPかな。
彼のキャラが観たかった家族の絆を描いてくれていたっぽくてね。
全体的にはもっともっと感はありましたが、大満足のキャラクター達でしたよ!!
あとねぇ・・・。
僕は本作を吹替版で観たんです。
なんとなく、僕的に吹替版って邪道のような気がして、これまでなるべく敬遠していたんですが、
今回、私が住む県では本作、字幕版の上映が無かったんです・・・。
と言うことで、しょうがなく吹替版で観たんですが・・・。
これが、すっごい功を奏しまして。
本作って結構情報量が多いんですよね。
セリフも多いし、先に書いたコミックみたいに吹き出しもあったり、効果音が字幕で流れたりと、
しかもそれが、とっても親切でちゃんと日本語で表示されているんですよね。
ここら辺のサービスもとっても楽しくってね。
字幕版は観ていませんが、むしろ吹替え版の方をおススメしたいぐらい。
とにかく楽しかったです。
そんなこんなで。
もっとも~~~~っと書きたいことはいっぱい。
音楽も最高だったなぁとか。
ストーリーも王道的で見応えがあったなぁとか。
マーベル映画お約束のスタン・リーが出てきたのもグッときたなぁとか。
エンドロール後のおまけもくっだらなくて笑えたなぁとか。
他にも他にも。
とにかく大満足の一作。
映像に関しては本当に抜群!!!!
アカデミー賞の看板に嘘偽りなし!!!!
続編希望っす!!!!
≪点数≫
9点
(19.03.08鑑賞)

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