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No.1607 『いぬやしき』
No1607 『いぬやしき』

2018年制作 邦
監督:佐藤 信介

≪キャッチコピー≫
『こんなヒーロー
見たことない。』

≪ストーリー≫
定年を控えるうだつが上がらない会社員・犬屋敷壱郎(木梨憲武)は謎の事故に巻き込まれ、目が覚めると見た目は変わらず、体の中はサイボーグになっていた。超人的な能力を手にしたことを自覚した彼は、その力を人のために使うことで存在意義を見いだすようになる。一方、犬屋敷と同様の事故で同じ能力を備えた高校生・獅子神皓(佐藤健)は、敵対する人間を全て消し去りたいと考え……。

≪感想≫
原作は奥浩哉先生の作品。
奥浩哉先生の作品といえば「GANTZ」が有名ですね。
アニメにもなったし映画にもなりました。
漫画は僕も好きな作品の一つです。
ただ、最後の方がよく分かんなかったなぁ・・・。
もう一度、読み直さなきゃ。
そして、本作が連載。
これまた僕はしっかりと読ませてもらいました。
全10巻程度なので、とても楽しませてもらいました。
現在も「GIGANT」という作品を連載中。
少しだけ読んだことがありますが、前2作品の世界観と少し似ているなぁという印象。
こちらもいずれ読むとしようかな。
そんな人気作家の人気漫画を実写化。

監督は佐藤 信介さん。
調べてみると「GANTZ」の実写版の監督をされているんですね。
へぇへぇへぇ〜〜。
他にも人気漫画のデスノートの実写版やキングダムの実写版の監督もされているようです。
そして何と言っても、これまた人気漫画「アイアムアヒーロー」の実写を撮った監督さんで。
僕的にこの「アイアムアヒーロー」はとっても大好きな作品で。
日本のゾンビ映画の歴史を変えたと言っても過言でもない優れた作品でした。

そんな、漫画原作の実写版を数多く撮った監督さんの本作は・・・。

なるほど、奥浩哉作品をしっかりと実写化してきたなぁってな感じです。

まずは良かったところ。
アクションは頑張っていたな。
本作はロボ人間になったオジさんと高校生がバトルするっつーお話で。
空中バトルとかがふんだんに盛り込まれているんですが、大好きマーヴェル映画の
アイアンマン」を思い出したり。
あのメカメカしているシーンはやっぱりワクワクしましたよ。

もちろん、予算が違うから、ハリウッド映画と比べたら全然物足りなかったりもしたのですが、
それでもカッコいいなぁと思う部分も多々あって良かったなと。
欲を言えば、もう少し動きを丁寧に見せて欲しかったかなと。
勢いは素晴らしかったんですが、少しガチャガチャしていて勿体無かったかな。
本作のヴィランである獅子神を演じたのは佐藤健くんで。
彼は、実写版「るろうに剣心」シリーズでカッコいいアクションを観せてくれていたので、
もうちょっと、動きのアクションを増やして欲しかったです。

次に、中盤、獅子神が大型モニタに映って無差別にそこにいる人をバンバン撃っていくシーン。
あのパニックになっていく人たちの描写とかは、「アイアムアヒーロー」の素晴らしいパニック描写を
思い出したり。

そんなこんなで演出やルックは良かったところも多々ありました。

そしてここからはダメダメなところ。
お話や展開がイマイチピンとこなかったっす。
漫画で読んでいるときは別に何とも思わなかったんですが、いざ実写で観ると、
色々引っかかっちゃって。
例えば、獅子神が起こす事件は最大最悪でもっとも〜〜っとパニックになっても
いい案件なのでは?
警視総監レベルのお話じゃないぞって。
しかもテロの中身も非科学的で恐ろしいのに、事件が終わったら、何事もなかったかのごとく
過ごしていくって一体・・・。
だってめちゃくちゃ人が死んでいるんですよ・・・・。
いくらなんでもねぇ・・・。
獅子神のラストもちょっと良さげな感じで終わるのには違和感を感じちゃったな。
原作はどんなんだったっけかなぁ・・・。

あと、主人公である犬屋敷壱郎と家族の再生のお話も中途半端だったな。
結局、息子のいじめられっ子話は解決しなかったよね。
家族の仲もこれから良くなっていくのかな。
もう少し、距離を縮めてくれても良かったなぁと。
他にも、犬屋敷さんはあんなに頑張っているのに、人の良い人間なのに、
あそこまで周りに煙たがられるってないよなぁって・・・。
なんか、本人の人間性と周りの対応の差を見ていると、周りの奴らが
すっごい嫌な感じに見えちゃってね。
とほほ。

基本的に、漫画で描いている部分の大部分はカットされているせいか、
飲み込めなくなっちゃってたんです。
残念無念。

そんな感じで。
アクションや演出には一定の楽しさ、満足を得た本作。
ただ、お話が正直ピンとこなかったかな。
むむむ・・・。

≪点数≫
  6点
                                           (19.02.24鑑賞)


こちら原作漫画。

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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