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No.1598 『リング0 バースデイ』
No1598 『リング0 バースデイ』

2000年制作 邦
監督:鶴田 法男


≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
前作から30年前。劇団・飛翔に、妖艶な美しさを持つ山村貞子が入団してくる。看板女優の葉月愛子は、貞子のただならぬ気配を察知し、彼女を敵対視するが、その日から何故か毎晩悪夢にうなされていた。そんな中、劇団内にも次々と恐ろしい出来事が起こりはじめる・・・。

≪感想≫
先日より鑑賞中の「リング」シリーズ。
本作は3作目。
これで最後っぽい。
1作目でJホラー的演出を十分に堪能したせいか、
2作目となる前作でそこまで楽しめなくなった印象。
特に前作はホラー演出もそこまで怖くなくって、お話に重きを置いている感があって。
ただ、そのお話もめちゃくちゃつまんなかったかなと。

そんなこんなでラストとなる本作。

・・・う〜〜〜ん。
これまた、微妙になんだかなぁという作品。

本作は1・2で主となった呪いのビデオの元凶となった貞子のお話。
どうやって、貞子が殺されていったのかが主となっていて。

演劇中に貞子が激情して会場がパニックになるシーン。
キャリー」を思い出したり。
ふと考える。
これって貞子はキャリーなんじゃね?
生まれ持った能力が人に受け入れられなくって、
しまいには迫害されていく。
そして最期は・・・。
なるほどねぇ・・・。

他にもツッコミどころが満載。
だってさぁ。
クライマックスの劇団員たちが貞子を殺しにかかるシーン。
いやいやいや・・・。
そりゃないぜと・・・。
人間の狂気を描きたいのはわかるんですが、そこに陥るまでの
描きこみが足りないせいか、単なる単細胞たちが暴動を起こして
人殺しをしようとしている図にしか見えなくってね。
なんでしょう・・・救おうとしている人間がいないんですよね。
希望が全く見えなくって。
もちろん、それはホラーだからしょうがないなんて言われてしまえば
しょうがないのですが、なんだかねぇ・・・。
一応、貞子を助けようとする人も2・3人ぐらいはいるんですが、
あんまり機能しているようには見えなかったんですよね。

とにかく、よく分からないまま話が進んでいった印象。
やっぱり乗り切れないんだよなぁ・・・。

上手く言えないんですが、思っていたのとちょっと違くってね。
1作目が僕の思っていた「リング」で本作は少し毛色が違っていたように感じました。

もちろん良かった部分もあったんです。
それは、貞子を演じた仲間由紀恵さんがとっても素晴らしかった!!
初々しくって瑞々しい。
声にも透明感があって、謎めいた少女と女性の間の貞子を見事に演じられていました。
前作までは、貞子に恐怖を覚えていたんですが、本作では、少し同情して応援すらしてしまう。
仲間さんの好演があってこそでしょう。

とにもかくにも。
これにて「リング」シリーズはひとまずお終い。
1作目がとっても怖くって素晴らしかったです。
あとは、まぁ観なくても良かったかなと。
ただ、貞子の本質を知るためには良かったのかも。

さてさて。
シリーズについては、他にも「らせん」なんて作品があるらしいのですが、
それは「リング2」のパラレルワールド的作品とのことなのでスルーさせていただきます。
あと、ハリウッドでもリメイクされていて3作品ぐらい作られているみたい。
それはちょっと興味があるので観てみようかな・・・。

たまには余談。
鑑賞後に知ったんですが、本シリーズって原作は小説なんですね!!
考えてみると、ホラー小説って読んだ事ないかも。
少し興味あります。

≪点数≫
  5点
                                           (19.01.28鑑賞)



こちら原作小説シリーズ。
読んでみようかしら。


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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