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No.1593 『アンブレイカブル』
No1593 『アンブレイカブル』

2000年制作 米
監督:M・ナイト・シャマラン

≪キャッチコピー≫
『真実を知る覚悟はあるか』

≪ストーリー≫
フィラデルフィア。ある日、乗客、乗員131名が死亡するという悲惨な列車追突事故が発生する。かつて有望なフットボールの選手だったデヴィッド・ダンは、その列車事故の唯一の生存者だった。しかも傷一つ負わなかったのである。“なぜ自分だけが奇跡的に助かったのか”と悩むデヴィッドのもとに、ある奇妙なメッセージが届く……。

≪感想≫
ネタバレを盛大にしておりますので、未鑑賞の方は鑑賞後に読んでもらえるとありがたいです。

M・ナイト・シャマラン監督作品。
現在、新作である「ミスター・ガラス」が上映中。
その作品は本作と以前観た「スプリット」の続編とのことだったので、今更ながら本作を鑑賞。
実は以前「スプリット」を観たときに、本作の主人公であるデヴィッドが最後に出てくるんですが、
本作を観てない僕にとっては
「あっ!!ブルース・ウィリスだ!!」
ぐらいなもんで。
んで、色々調べてみると、あれは本作の主人公だったことが判明。
「・・・ちっきしょーーー!!」
ってなった訳です。

そんなこんなで、本作は絶対に観なきゃなぁと思っていたし、新作も観たいなぁと
思っていたのでいざ鑑賞しましたよ。

さてさて。

ブルース・ウィリス力が満載の良作でした。
シャマラン監督の作品と言えば「シックス・センス」が有名ですが、その色を
継いでいた作品だったかなと。
サスペンスタッチでオチで唸らせる的な。
そこに大好きなブルース・ウィリスが出てればまぁ、一定のレベルは超えているっつーもんで。

本作はちょっと暗めのヒーロー誕生物語。
シャマラン流アメコミヒーローものって感じ。
以前観た「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」と言う作品を思い出したり。
あれも、暗めのヒーロー誕生物語でしたね。
とにかく、主人公のデヴィッド(ブルース・ウィリス)が自らの能力に気付き、
ヴィランに立ち向かうっつーお話。
本作のヴィランであるミスター・ガラスを演じたのはサミュエル・L・ジャクソン。
これまたアクの強いお方で見応えばっちりでした。

お話についても興味深くって。
無敵のボディを持ち、相手に触れることで、相手がやらかした悪事を推測することのできるデヴィッド。
その対極にいるのが、母親の胎内から生まれたときから両手両足を骨折、その後も
転んでは骨折しと完全虚弱のミスター・ガラス。
この肉体的能力では完全に対立した二人の人間が、これまた完全に対立したヒーローと
ヴィランになっていく。
なるほどねぇと。
シャマラン的ヒーロー物語の定義みたいなものを観ることができました。

あとは、演出も楽しかった。
デヴィッドが息子とトレーニングしていてベンチプレスの重りをガンガンに上げていく件とか。

これまた息子と初めてミスター・ガラスと対面したとき、デヴィッドが息子に
「その水を捨ててきなさい。」
注意を促すシーンとか。
あれって、たぶん水に危険を察知したからなんだろうなぁと思うと、その時から、
少しづつデヴィッドの能力は覚醒しつつあったんでしょうね。

他にも、息子がデヴィッドに拳銃を突き付けるシーンはメチャクチャ緊張感あって、
ハラハラしっぱなしだったし。

デヴィッドが最後にヒーローとして事をなした後、息子に新聞を見せて粋な演出をする
辺りとかもグッときましたしね。

終わり方も僕的には好きだったな。
ナレーションで終わらす件ね。

ここら辺の演出はとても見応えがあって良かったです。

ただ、ちょっと分からなかった部分もちょっと。
デヴィッドのそれまでの心の闇みたいなものだったり、夫婦、家族間の
溝みたいなもの。
デヴィッドと言うキャラのこれまでについてもう少し、掘り下げてほしかったな。
それは、ヴィランであるミスター・ガラスについてもそう。
もうちょっと、キャラの描き込みをしてほしかったかな。
まぁ、これはこれで謎々しくって余白があって良い感じでもあるんですけどね。

さぁさぁ。
とても楽しめた本作。

次はいよいよ新作の「ミスター・ガラス」。
何やら本作のデヴィッドと「スプリット」のアイツのバトルが観れるっぽい。
楽しみです!!!!

≪点数≫
  7点
                                           (19.01.18鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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