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No.1592 『クリード 炎の宿敵』
No1592 『クリード 炎の宿敵』

2018年制作 米
監督:スティーヴン・ケイプル・Jr

≪キャッチコピー≫
『戦わなければならない奴がいる。』

≪ストーリー≫
ロッキー(シルヴェスター・スタローン)の指導を受け、ついに世界チャンピオンになったアドニス(マイケル・B・ジョーダン)に、リングで父アポロの命を奪ったイワン・ドラゴの息子ヴィクターが挑戦状をたたきつける。ロッキーの反対を押し切り、父のリベンジを誓い試合に臨んだアドニスは、ヴィクターの反則行為によって勝利する。しかしアドニスは、ボクサーとしてその結果に納得できなかった。

≪感想≫
大好き「ロッキー」シリーズのスピンオフシリーズ「クリード」。
本作は第2作目。

2019年1月に本作が劇場公開されるという事で、
予習を兼ねてこれまでの全作品を鑑賞。
「ロッキー」は4くらいまでは何度も観ていたのですが、それ以降は
そこまで鑑賞した事なくって。
改めて観ると、やっぱり素晴らしくってね。
スタローン、そしてスタローンが演じるロッキーがさらに大好きになりました。

そして、先日観た本シリーズ1作目の「クリード チャンプを継ぐ男」。
これがめちゃくちゃ傑作で。
これまでのロッキーの物語からクリードの物語へ綺麗に継承していて。
二人の物語を上手く描いていてすっごいボロ泣きしながら鑑賞。
本当に素晴らしかったっす。

全作品を観た今、新作を勇んで劇場にて鑑賞してきましたよ!!

さてさて。

ロッキー、クリード、二人の男の物語にドラゴの物語が追加!!
カッコ良くって哀愁漂う痺れる作品に仕上がっておりました。

本作は、ロッキー4でロッキーに敗れたロシアのバトルサイボーグ、ドラゴの息子が登場。
ドラゴはアドニスの父親であるアポロ・クリードを倒した男。
しかも、その試合で不幸にもアポロは命を落とす事に。
たくさんの因縁が絡んだ三つ巴の男たち。

本作のドラゴ親子は廃れた生活を送っていて。
ロッキーに敗れた後のドラゴは国の戦犯的な扱いを受け、国からも妻からも捨てられている始末。
ロッキーへの復讐心だけで生きていて、自分の息子のヴィクター・ドラゴにボオクシングの全てを
教え込んでいた。
本作は、ロッキー、アドニスの物語も確かにグッときたんですが、僕的には
このドラゴ親子にグッときてね。
ドラゴのあのあまり喋らなくって寡黙な感じが、これまでの我慢して生きてきた姿を
彷彿とさせてグッとくる。
レストランでのロッキーと対峙するシーン。
リング上でロッキーと目を合わせるシーン。
ドラゴの表情がまた素晴らしくって良かったです。
息子のヴィクターも、父親の名誉や、得られなかった母親からの愛情をまた手にするために、
バトルサイボーグへと化す。
この二人のシーンには色々と考えさせられて、とてもグッときましたよ。
最後はやっぱりアドニスにやられちゃうんだけど、もっと彼らに光を与えて欲しかったな。
もともと、父子の絆は深かったので、アドニスに敗れる事でさらに深まったぐらいじゃあ、
可哀想すぎる・・・。
だって、結局、愛する母親にもまた捨てられちゃったんですよ・・・。
もっと彼らに光を!!救いを!!

ロッキーやアドニスにももちろんグッときました。

ロッキーの一挙手一投足は相変わらず学びが多くってグッとくるし。
なんでしょう、ロッキーについては無条件で信じてしまう説得力が
備わってしまっているんですよね。
彼の言葉の一つ一つが重くって心震えてしまう。
もう、僕はロッキー信者になってしまっています(苦笑)

アドニスについても、本作でまた挫折を味わって自分を見つめ直す過程に入ります。
愛するビアンカと結婚し娘を授かるも、娘が難聴である可能性があって。
彼に対しても神様はどんだけ試練を与えるんだ!!って、少し
怒りすら感じましたが、それを乗り越える力や仲間、家族が彼には
付いていて。
どんどん成長していく彼にこれまたグッとね。

演出について。
本作はとにかくカッコ良いシーンが多かったです。

トレーニングシーン。
まずは序盤のヴィクターのトレーニングシーン。
野生感バリバリのトレーニングシーンはめちゃくちゃアガりました。
次に最後のアドニスのトレーニングシーン。
ここではアドニスが野生感バリバリのトレーニングを繰り広げる。
最初の試合と最後の試合の対比がまたね。
最初はヴィクターがハングリー精神むき出し。
最後はアドニスがハングリー精神むき出し。
守るものがない男。
守るものができた男。
二人の男を通してそれぞれの生き方にシビれ上がる。
二人の鍛え上げられた肉体。
すっごいカッコ良かったです。

あと、アドニスのリングに向かう
セレモニーシーンはもれなくカッコ良かった。
これぞエンタメって感じで。
アウェイでのあの登場シーンはシビれたなぁ。
最高に盛り上がりました!!!!

試合のシーンも素晴らしかった。
前作で、それまでの「ロッキー」シリーズのいくらなんでも感を超えてきて
リアリティあるエキサイティングな試合を見せてくれましたが、
本作もそのクオリティはしっかりと保たれていて。
監督さんは変わったようですが、試合のシーンは相変わらず
カッコ良くって素晴らしかった。

総括。
本作でドラゴ親子の物語が加わりました。
前作でロッキーからアドニスへ継承した感もありましたが、本作でさらにその
部分が強まった感がありました。
ロッキーのお話は本作で区切りがついた感もありますので、これからは
クリード、そしてヴィクター・ドラゴ達の時代の始まり。
本作はクリード2作目でありドラゴ1作目でもある。
これからも彼らの行く末を追っかけていきたい。
ぜひ続編を作って欲しいっす!!!!

≪点数≫
  8点
                                           (19.01.14鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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