2019-04-12 Fri

1990年制作 米
監督:ジョン・G・アヴィルドセン
≪キャッチコピー≫
『いつもひたむきに生きてきた… 愛と勇気のフィナーレは感動!』
≪ストーリー≫
前作のドラゴとの壮絶な闘いにより脳障害となって引退したロッキーは、若いボクサーを育てるトレーナーとなるのだが……。
≪感想≫
大人気「ロッキー」シリーズ大5弾。
前作でロシアで最強のチャレンジャードラゴとの死闘を終えたロッキー。
パンチドランカー的な症状も現れだしたため、引退を決意したロッキーは
自分の後継者となるトミー・ガンを育てる事になるっつーお話。
さてさて。
ん?んん??
どうしたロッキー!?
ボクシング映画じゃなくなっちゃった・・・。
最初にオチを言っちゃうんだけど、これまでのロッキーシリーズは
なんだかんだで最後はリングの上で決着をつけるんです。
それが本作のラストバトルはなんとストリートファイト!!
しかも現役のヘビー級チャンピオンとですよ!?
多少のボクシングスタイルはあったものの、蹴りをだしたり、
取っ組み合いになったりと、なんだかなぁってね。
ちょっと萎えちゃいましたよ。
ダメダメな部分でいうと、息子の位置付け。
本作では親子関係を描いていましたが。
ふと思うんですが、息子ってこんなに大きかったっけ?
そして黒髪でしたっけ??
鑑賞後、色々調べてみると、本作の息子を演じたのは、スタローンの
本当の息子セイジ・スタローンらしくって。
「んだよ!!親バカかよ!!」
なんて思ったり・・・。
これまたちょっと萎えちゃったな。
とにかく、これまでのロッキーシリーズの醍醐味や美味しさを全て覆してくれて本作。
だけど・・・。
だけどね・・・。
やっぱり嫌いになれない自分がいて。
それはロッキーはロッキーだったんですよね。
無学というか。
純粋無垢というかね。
冒頭で会計士に騙されて文無しになっちゃうあたりとか。
トミー・ガンを最後まで信じて応援してあげる下りとか。
愛すべきキャラクターのまんまだったんですよね。
ボクシングでしか生きれない男っぷりがなんとも愛おしくてね。
だからこそ、最後はリングの上で終わらせて欲しかった。
いくらなんでも、ストリートで喧嘩はないでしょうよ!!
残念無念です。
とにもかくにも。
これまでがすごく大好きな作品だっただけに、本作で肩透かしを
食らわされた感が半端ない。
ちっきしょ〜〜〜!!!!
≪点数≫
4点
(19.01.03鑑賞)

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