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No.1582 『ロッキー』
No1582 『ロッキー』

1976年制作 米
監督:ジョン・G・アヴィルドセン

≪キャッチコピー≫
『15ラウンドを闘いぬくことに、ロッキーは永遠の愛をかけた……』

≪ストーリー≫
無敵の黒人ボクサー、アポロが人気取りのため、格下の相手と闘うことを宣言した。チャンピオンに挑戦するチャンスを与えることで、アメリカン・ドリームを体現しようというのだ。アポロのマネージャーたちは、選ばれたロッキーがサウスポーなのを気にかけ相手を変えるように忠告するがアポロは無視。かくして薄汚れた下町の中、ロッキーのトレーニングが始まる……。

≪感想≫
誰もが知っている名作。
ロッキーシリーズは全部で6作品。
その後、2017年に本シリーズの主人公であるロッキーのライバル、
アポロの息子のお話を描いた作品「クリード」が登場。
この作品がとんでもなく大ヒットして、巷の評判もとっても良くって。
その「クリード」の新作が上映されるという事で、復習も兼ねて一作目から鑑賞する事に。

僕とロッキー。
僕が本作を初めて観たのは小学生低学年ぐらいかな。
テレビでやっていたのを観た記憶があります。
これまた誰もが知っているあのテーマソングに乗せてトレーニングするシーンは
いつ観ても胸が熱くなります。
その後、2作目3・4作目と見てきて、それこそ合計十数回は観たといっても
過言じゃないかも。
それぐらい、テレビでも良くやっていたしね。
もちろん大好きな作品です。

さてさて、早速本作について。

う〜〜〜ん・・・色褪せませんねぇ・・・。
ただ、こんな作品だったんだなぁと再認識。
実は僕も本作を鑑賞するのは下手すりゃ25年ぶりくらいじゃないかな。

もっとボクシングボクシングしている作品かと思いきや・・・。
恐らくでしょうがその時代の社会を写した様な作品だったのでは・・・。

本作に登場するのは色んな負け犬達。
傷を抱えた社会や町や人間達が再び立ち上がるという物語だったんだなぁと。

ロッキーの住む街はいかにも下町っぽくて住民達も富裕層とは言えない人達。
ロッキーの周りの人達。
例えば、ロッキーの恋人エイドリアン。
彼女もコミュ障っぽくてうだつの上がらない感じだし。
例えば、エイドリアンの兄貴、ポーリー。
彼は観ている僕たち代表みたいな奴で。
妬み嫉みの塊で。
こいつがまた愛くるしい奴でしたねぇ・・・。
ロッキーの無償の愛情に助けられておりました。
他にもロッキーのセコンドにつくミッキー。
ミッキーも過去の栄光にしがみつく男でしたねぇ。
彼とロッキーの仲直りシーンのグッとくること!!
あえてカメラを遠くから撮って会話が聞こえない、やりとりだけで
許し合ったんだと分かるシーン。
素晴らしかったなぁ・・・。

こういう人達がもがいている姿を結構多めに映し出していて。
それをロッキーという人間の生き様を通して、光ある未来を描き出していく。
諦めずに立ち向かっていくことの素晴らしさ。
「やる」か「やらないか」という単純な選択なんだけど、難しい選択。
「やる」ことがいかに怖いか、だけどその結果がいかに素晴らしい事に繋がっていくのかを
見事に描き出していて・・・。
本当にグッときましたよ・・・。

ボクシング描写について。
クライマックスのアポロとの試合はもちろん良かったんですが、僕的にはやっぱり
中盤のテーマソングに乗ってのトレーニングシーン。
あそこ、めちゃくちゃグッときますよねぇ。
何回観ても、あそこが盛り上がるよねぇ・・・。
以前観た邦画ボクシング映画の傑作、安藤サクラさん主演の「百円の恋」の
あのトレーニングシーンに通づる素晴らしきシーンでした。
恐らく、その後のスポーツ映画に色々と影響を与えてくれているのではと。
本当に素晴らしかったです。

そんなこんなで。
ボクシング云々より、人間としてチャレンジすることの素晴らしさ。
そして、負け犬が這い上がる姿のカッコ良さ。
みんな大好きスタローンを堪能することができました!!
やっぱり良いものは良い!!!!

余談ですが、本作は主演のスタローンが脚本を書いているんですって。
どんだけ多才なんだよ!!

さぁさぁ、本シリーズも始まったばかり。
残り6作品。
気長に観るかねぇ・・・。

≪点数≫
  9点
                                           (18.12.30鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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