2019-03-10 Sun

1986年制作 香港
監督:ジョン・ウー
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
国際的マフィアの幹部として偽札造りに明け暮れるホー(ティ・ロン)とマーク(チョウ・ユンファ)。一方、ホーの弟キット(レスリー・チャン)は警官で、偽札組織撲滅の為に活動していた。しかしかつて仲の良かった兄弟はそれぞれ違う道を歩み、取引失敗によってホーは警察に逮捕されてしまう。3年後、出所したホーはカタギに戻る事を決めたが、キットは彼が足を洗った事を信じようとしない。やがて、かつての組織がキットを殺そうとしている事を知ったホーは、マークと共に再び立ち上がる事を決意した
≪感想≫
香港ノワールの金字塔ともいえる本作。
タイトルは聞いたことがあったのですが、なんだかんだで観ることのなかった作品。
調べてみると本作はシリーズ化されていて3作品も出ているんですって!!
へぇーへぇーへぇー。
僕的香港ノワール作品と言えば、誰もが知っているであろう「インファナル・アフェア」シリーズ。
あれもすっごい良いシリーズでした。
そんなこんなで本作について。
なるほど、男くさぁい哀愁漂う良作でした。
制作は1986年。
ちょっとクラシックな作品でしたが十分に楽しめる内容になっていましたよ。
まず、各キャラクターが良い。
主役級は3名。
ギャングのホーとマーク。
そしてホーの弟のキット。
3名とも自分の使命に生きる漢たちで。
僕的MVPはホーの弟分であるマーク。
芸人の劇団ひとり氏を彷彿とさせるそのルック。
どこかで見たことあるなぁと思ったら、なんと、
今では世界的スターのチョウ・ユンファ氏でした!!
キャラ的にも昔気質のヤサグレ人情ヤクザキャラはとっても好感持てて。
彼が中盤ぐらいに見せるホーの仇を討ちに乗り込む銃撃シーンはメチャクチャ
カッコ良かったです。
あのマッチ棒を咥える仕草とか、冒頭のホーとのキャッキャとじゃれあうシーンも
微笑ましくて良かったです。
ホーもカッコ良かったな。
彼もまた見た目的にはそんなにカッコ良くなかったんですが、観ているうちに
メチャクチャ素敵な漢に見えてきて。
いぶし銀的存在感で素晴らしかったです。
あと、ホーが出所してから堅気になった後のタクシー会社の面々も良かったな。
特に社長も気の良い方で◎。
昔の作品だからかもしれませんが、お約束的な人物像をキッチリと描き出して
くれていた感じ。
とても良かったです。
欲を言えばもっと、悪役が悪役をしていても良かったかな。
少し物足りなかった気もします。
アクションについて。
本作は過激なガンアクションシーンが繰り広げられていました。
拳銃バンバン、血しぶきブッシャーは結構ふんだんに盛り込まれ、見応えのある
アクションシーンに仕上がっておりました。
これまでの香港映画のイメージはカンフーだったり、格闘アクションが主流でしたが
本作ではそこを排し、生粋のガンアクションで仕上げていて、そこも好感がもてました。
スロー的な演出もよりえげつなさが映し出されていて◎。
とにかくアクションについても大満足でした。
お話も良かったなぁ。
アングラで蠢く男たちのバトルと友情、家族愛。
グッときましたねぇ・・・。
とにもかくにも。
大満足の香港ノワールの金字塔。
先に書きましたが続編もあるみたい。
借りに行ってみようかなぁ・・・。
≪点数≫
8点
(18.12.07鑑賞)

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