2019-03-08 Fri

2017年制作 韓
監督:チョン・ビョンギル
≪キャッチコピー≫
『悪いのは、私か、運命か。』
≪ストーリー≫
スクヒ(キム・オクビン)は犯罪グループの殺し屋として成長し、やがて育ての親ジュンサン(シン・ハギュン)に好意を抱くようになり結婚する。だが、まもなくジュンサンが対立する組織によって殺され、スクヒは復讐(ふくしゅう)を実行する。その後彼女は国家組織に身柄を拘束され、10年後の自由と引き換えに国家専属の暗殺者となる。
≪感想≫
韓国映画。
殺し屋として育てられた女が父親を殺した犯人を
探し復讐を遂げるっつーお話。
監督は以前観た「殺人の告白」を撮った、チョン・ビョンギルというお方。
なるほどねぇ・・・後に書きますがアクションシーンが「・・・っぽいなぁ」って。
まずはそのアクションについて。
冒頭から本人目線の映像でアクションシーンがシーンが進んでいく。
一人称視点の撮り方(FPS)は以前観た「ハードコア」風映像。
これに、韓国独特のゴア描写、エグい描写が相まって見応えたっぷり。
その後もバッチバチなアクション満載。
しかも、この女性殺し屋役のキム・オクビンさんの綺麗さが相まって
超絶カッコ良かったです。
中盤以降は普通の撮り方だったんですが、とにかくカメラがグラングランに
動いていて。
正直、何が起こっているのかわからないぐらい(苦笑)
ただ、これは、先に書きましたチョン・ビョンギル監督印炸裂と言いますか。
「殺人の告白」でもそのいききったアクションの片鱗は見えてましたもん。
それをさらにいききったのが本作。
何が起こっているかは分からないんだけど、その「勢い」や良し!!!!
拳銃バンバン、手斧でサクッ、血みどろブッシャー、ナイフでグッサグサ。
カーアクションからバイクアクションまで。
何でもありの大立ち回り。
これぞ韓国映画の神髄でしょう!!
とにかく楽しく観賞することができましたよ。
ただねえ・・・。
お話があまりのれなかったんですよねぇ・・・。
ちょっと恋愛要素もあったんですが、そこのお話がすっごい雑に感じて。
国家情報局の男がスクヒに近づくんですが、なんかこいつがすっごい
悪いやつに見えて・・・。
スクヒの事を仕事で近づいているんだけど、本当に好きになっていくと言う
役どころなんですが、スクヒの事を本当に好きになっていく過程がイマイチ
描かれていないため、なんだよこのチャラ男は!!なんて思う始末。
と言うか、全体的にスクヒの可哀想さったらないですよ。
殺し屋軍団、国家情報局、ともにスクヒを軽んじた扱い。
殺し屋はまだしも国家も、スクヒを捨て犬的に扱うってどうよ!?
他の女性諜報員たちに対してもそう・・・。
殺人マシーンに育てあげるのも良いですが、そこに人権などどこにもなくって。
そこに納得できる理由や描写が無かったので、
なんか観ていてすっごいイライラしてしまいましたよ。
キャラについて。
演じている役者さんたちはみんな素敵な出で立ち。
スクヒを演じたキム・オクビンさんは綺麗ですっごい動けるし。
スクヒの育ての親であり元夫のジュンサンを演じたシン・ハギュンという方も
渋くてカッコ良かったっす。
スクヒの諜報員仲間のあの子とあの子も綺麗で良かったな。
スクヒの娘は似ても似つかない顔立ちでしたが、愛くるしいフェイスでしたね。
とにかく、演者さんたちはド派手なバイオレンスアクションで大立ち回り
を繰り広げて頑張っていましたよ。
とにもかくにも。
とにかくアクションは一見の価値あり!!
ただ、お話は胸糞悪くなること間違いなし!!
さぁ、どうしますか!?
ぜひ、ご検討を!!
≪点数≫
6点
(18.12.02鑑賞)

満足ならクリック!!
スポンサーサイト