2012-07-04 Wed

2002年制作 米
監督:スパイク・リー
≪キャッチコピー≫
『僕に残された 最後の自由な24時間』
≪ストーリー≫
ニューヨーク。
ドラッグ・ディーラーだったモンティは、何者かの密告で麻薬捜査局に逮捕され、
保釈中の身だった。
そして、25時間後には7年の服役のために収監される。
その現実に打ちひしがれる彼は、馴染みの店で最後の夜を明かそうと2人の親友、
高校教師のジェイコブと株式ブローカーのフランクを誘う。
また一方で、恋人ナチュレルが密告者ではないかと疑惑を募らせるモンティ。
こうして、彼のシャバでの最後の夜が始まるが…。
≪感想≫
モンティは残された時間を父や恋人、親友らと過ごす。
時間が経つに連れて鬱積してくる様々な感情。
疑い・不安・怒り・絶望・焦燥・・・人間とはかくも弱き生き物だ。
ゆっくりと罪を重ねていき、一歩ずつ破滅への階段を下りていく。
自分が何をやっているのか分かっているくせに甘い汁をすすりながら生活し、
気がつけば取り返しのつかない状態に・・・。
うーん・・・怖し・・・。
犯罪を起こすと言う意味ではないけど、誰だってこういう状況になる事だってあると思う。
モンティの親友ジェイコブが行った行動がまさにそれ。
目先の欲求に負けてしまったってやつですな・・・。
最後の空想シーンも結局はありえない事なんだよな。
最後の最後まで人間の弱さを描いている。やってくれるぜ。
まぁ、これをいっちゃお終いだけど、罪を犯した人間はやはり償わないといけないね。
仕方なし!!
淡々と静かに、そしておもーい作品でした。
そういえば撮り方に一つ着目。
時折あった、ぶつ切りのカット割がなんだか気になったなぁ・・・。
≪点数≫
8点
(08.08.30鑑賞)

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