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No.1552 『DESTINY 鎌倉ものがたり』
No1552 『DESTINY 鎌倉ものがたり』

2017年制作 邦
監督:山崎 貴

≪キャッチコピー≫
『愛する妻の命を取り戻すため、
     夫は黄泉の国へ旅に出る――』

≪ストーリー≫
鎌倉に住むミステリー作家・一色正和(堺雅人)のもとに亜紀子(高畑充希)が嫁いでくるが、さまざまな怪奇現象が起こる日常に彼女は戸惑ってしまう。犯罪研究や心霊捜査にも通じている正和は、迷宮入りが予想される事件の折には、鎌倉警察に協力する名探偵でもあった。ある日、資産家が殺害され……。

≪感想≫
ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ、山崎貴監督作品。
「ALWAYS 〜 」はあの、のぉんびりとした感じが好きでした。

さてさて・・・。

う〜〜〜ん、なんだか軽い作品だなぁ・・・。
なんとも微妙な感じの作品に仕上がっておりましたよ。

世界観について。
本作は、鎌倉が舞台となっていて、そこは妖怪や化け物、幽霊が当たり前に
住んでいる世界。
異形の形をした妖怪たちは見ていて楽しかったり。
鎌倉は言った事ないのですが、ほんの少しだけ写った鎌倉の町並みは行ってみたいなぁと思ったり。

ただね・・・。

それも本当にちょっとだけしか楽しくなくって。
正直いうと、全体的にちゃちく見えたし。
これはお金の問題なのかもしれませんが、例えば、この手のSF的作品で思い出したのが
大人気「スター・ウォーズ」シリーズの世界観。
いろんなクリーチャーが出てくる町並みとか最高にワクワクしますもん。
比べるのは申し訳ございませんが、せめてもう少し派手にいって欲しかったなと。

キャラ的に好きだったのはボスキャラの天頭鬼。
あいつのルックは良かったかな。
あとは、終盤に出てくる黄泉の国の風景。
ちょっと「千と千尋の神隠し」的なルックで見応えはありました。
あとはなんだかなぁといった感じ。
ちょっと子供だまし的なね。
正直、物足りなかったです。

ふと思ったんですが、本作の時代っていつ設定だったのかな。
2000年代??それとももっと昔???
出てくる人の服装とかは昔っぽいんだけど、そこを強く押し出している感じもないし・・・。
正直、ピンとこなくってのりきれなかったです。

お話について。
お話についてもなぁ・・・。
なんか盛り上がりに欠けるというか。
腑に落ちないというか。
グッとこないというか。
とにかく、あさーく進んで終わっちゃった感がね。
死後の世界と現在の世界がうまく混在している世界っぽいつくりなんですが、
そうでもなくって。
死後の世界があんなに穏やかで良い世界だったら別に
人間界に戻らなくても良いじゃんって思ったり。

だって自分の想像次第で、どんな世界にも変換できるんですよ。

だって好きな家族とひたすら一緒に過ごせるんですよ。

めちゃくちゃ良いじゃないですか。
なぁんかピンとこないんだよなぁ・・・。

もう一つピンとこなかったのが。
主人公の一色先生なんですが警察のお手伝いで心霊アドバイザーみたいなことを
やっていて。
序盤に一つ事件を任されるんですが、解決の仕方とかあんまり
その設定が活かされていなかったり。
普通のミステリとしてもあんまり見応えもなくって。
別にこのお話、入れなくても良いじゃん!!って思っちゃったんですよね。
この警察関係のくだりは全て要らないなぁと感じちゃいましたよ。

貧乏神のくだりもなぁ・・・。
なんかほっこり良い話っぽいんだけど、このキャラたちの
行動にピンとこなくってね。
最後に貧乏神との伏線が活きてくるんですが、それなら、クライマックスに
もう少しカッコよく絡ませても良いのになぁって。

なぁんか、薄っぺらいというか。
見応えがないというか・・・。

さらにもひとつピンとこなかったのが。
一色先生の親父さんのお話のくだり。
いくらなんでもそのオチはないだろうと口あんぐり。
変装した父親に気付かずって・・・。

なんだかなぁ・・・。

とにもかくにも。

全体的に盛り上がりに欠けた本作。
明日になったらお話、なんなら観たことすら忘れてしまいそうな作品でしたとさ。

残念無念!!

≪点数≫
  3点
                                           (18.10.14鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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