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No.1540 『光をくれた人』
No1540 『光をくれた人』

2016年制作 米/オーストラリア/ニュージーランド
監督:デレク・シアンフランス

≪キャッチコピー≫
『この子を育てることは、過ちですか?
この子を愛することは、罪ですか?』

≪ストーリー≫
1918年、トム(マイケル・ファスベンダー)は戦争から帰還するものの、心は深く傷ついていた。その後彼は、灯台守の仕事に就く。彼はオーストラリア西部の岬からおよそ160キロメートルも先の孤島ヤヌス島に渡り、3か月の間一人で生活する。そして正式に採用されたトムは契約のために町に戻り、土地の名士の娘イザベル(アリシア・ヴィキャンデル)と出会う。

≪感想≫
プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」のデレク・シアンフランス監督作品。
彼の作品は「ブルー・バレンタイン」という作品がとっても有名で。
いずれ観ないとなぁとは思っているのですが。
とりあえず「プレイス・〜」はとても良い作品だった記憶が。

さてさて。
戦争での心の疲弊を癒すために、とある島の灯台守になったトムが、その島に住むイザベルと結婚。
二人は順風満帆に暮らすも二度の流産を経験。
そしてある時、海から小舟が漂流。
その小舟には一体の死体と一人の赤ん坊が。
イザベルはこの赤ん坊を自分たちの子供として育てたいと提案する・・・。

普段、恋愛ものはあまり観ない私。
独身ということもあって、この手の夫婦愛的な作品は縁遠くってね。
なので上っ面な感想しか出てこなかったです。

とほほ・・・。

まずは、映像がとっても綺麗でした。
孤島にある灯台、そこから見える風景。
そこで生活する二人。
時代背景や演者のルックの良さも相まって、抜群に美しかったな。
トムを演じたのはマイケル・ファスベンダー。
イザベルを演じたのはアリシア・ビキャンデル。
この二人はのちにプライベートでもカップルになっちゃうんですって。
美男美女で羨ましいですねぇ。

お話について。
本作は何度も「赦し」という言葉が出ていました。
物語の最後。
赤ん坊の本当の母親は見つかり、トムは本当のことがバレて、警察に捕まってしまいます。
しかし、その時は子供も少し大きくなって思い出もたくさんになっているので、
子供は本当の親に懐いてくれなくって。
本当の母親であるハナはトムとイザベルを「赦し」ます。
この行為はとても綺麗なんだけど、どうもピンとこなくって。
なんだかうっすらと良き方向へ良き方向へと無理やり向かわせている感じがしてちょっとね。

もちろん、本作に出てくる方達はとても良き人ばかりだったので、
幸せになって欲しい感が半端なかったんですが、それならそれで、
イザベルが死ぬまで娘であるルーシーと会えなかったという
部分も少し可哀想だなぁって。

「赦す」という行為がまだまだ腑に落ちていない私。

やっぱりまだまだ人間的に未完成な私。

とほほほほ。

あとは、人が生きていくうえでやはり人とのふれあいは必要なんだなと再確認。
トムとイザベル、そして娘のルーシー、そしてルーシーの本当の母親のハナ。
互いが少しづつ生きがいを与えあって人生は流れていく。
七転び八起き的な進み方ですが最終的にはグッとくる着地。

むむむ・・・。
とにかく良い作品なのは間違い無いのですが、自分がもう少し人間的に
成長してから観たかったなぁ・・・。

残念無念!!

≪点数≫
  6点
                                           (18.09.22鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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