2012-07-02 Mon

2005年制作 邦
監督:豊田 利晃
≪キャッチコピー≫
『たったひとつだけ、私は家族に隠していることがある』
≪ストーリー≫
家族間では隠し事をしないと言うルールのもと、仲良く暮らしている京橋一家の四人。
食卓での会話もあけっぴろげで笑顔も耐えない。
そんな仲の良い家族にも実は、それぞれに問題や隠し事があって・・・。
≪感想≫
最初は家族の崩壊から再生を描いているのかと思いきや、実は小泉今日子演じる妻・絵里子の再生を
描いている作品だったんですね。
絵里子は小さい頃は引き篭りで親の愛情にも飢えている少女だった。
やがて絵里子は大人になり、すべて計画的に結婚・出産しマンションを買い理想の暮らしを送り始める。
昔の自分の環境を反面教師にし、家族や周りの人達には愛想笑いをしながら本音を隠しながら
生活する絵里子。
そしてある日、家族の様々な本音がぶつかりだし、絵里子本人の本音も吐き出した時、
心の膿は吐き出され以前とは違う透き通った絵里子が誕生する。
とまあ、物語の流れを書いたのですが、一人の女性の生き方や葛藤を描いている作品としては
良い作品だと思います。
しかし・・・実はこの他にも旦那の浮気問題や、娘や息子の問題も多々、出てきていてそれが
山積みのまま終わってしまうのです。
なので消化不良のまま終わってしまっているような・・・。
まだまだドロッとしていて血のめぐりが悪いなぁってな感想です。
絵里子のみの話をもっと絞って描いていればもっと良かったのでは。
≪点数≫
4点
(08.08.26鑑賞)

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