2018-12-10 Mon

1980年制作 英
監督:スタンリー・キューブリック
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
冬の間閉鎖されるホテルに、作家志望のジャック一家が管理人としてやってきた。そのホテルでは過去に、管理人が家族を惨殺するという事件が起こっていたのだが……。
≪感想≫
名匠スタンリー・キューブリック監督作品。
映画通なら誰もが知っているであろう本作。
僕も名前ぐらいは聞いたことあるし、あの有名なシーン、
ジャック・ニコルソンの壊れたドアから覗き込むあのフェイス!!
あのシーンは色んなコントでパロディ化されているような気がします。
そんな印象が強くて勝手になんとなく観た事になっていて・・・。
今更ながら手に取ってみましたよ。
さてさて。
ん?んん??ちょっと思っていたのと違う!!!
僕的に先に書いた超有名なシーンのせいで、ジャック・ニコルソン扮するシリアルキラーが、
旅人たちを襲いまくる話なのかなって思っていました(苦笑)
サスペンスタッチのジェイソン的な。
ところがどっこい。
どちらかというとポルターガイスト的なホラー作品でした。
冬の期間だけ閉鎖されるホテルに管理人の職についた作家のジャック。
妻と息子も一緒にホテルで過ごす事にする。
徐々にジャックの心が崩壊。
息子のダニーは不思議な能力が覚醒して、この世のものじゃない物が見えるように。
妻のウェンディは不穏な空気を感じ取り一刻も早くホテルを出ようと計画するが・・・。
ストーリー展開。
ストーリーについては正直、飛び飛びな感じがしました。
展開についていけない部分もあったり。
ジャックがおかしくなっていくのも、ちょっと理由が分んなかったし、
とり憑かれたのかと思ったらそんな感じでもなさそうだし。
クライマックスに出てきた謎のキャラや、最後のカットにあった
ジャックが写真に載っていたのも、ちょっと良くわかんなかったし。
とにかく、お話については大づかみで把握した感じ。
調べてみると本作は原作本があるようで。
著者はこれまた有名なスティーブン・キング。
「キャリー」や「ミスト」「スタンド・バイ・ミー」の原作者でもあるようです。
とにかく恐らく原作通りといったわけではないかもと思いましたよ。
代わりと言っちゃあなんだが、撮り方、演出はやはり一級品で。
凝った画作りと効果音や音楽を使った演出。
ホテルの中での追いかけっこも怖かったし。
吹雪の中、中庭大迷路での追いかけっこもハラハラドキドキで見ごたえ十分。
特徴的だったのが、鏡を使った演出が多かったように思います。
鏡越しのジャックとか、巧くホラー的な感じが出ていてなるほどなぁと。
ジャックの怖さや狂気が存分に発揮されていて手に汗握らされましたよ。
お母さん役が良い意味で地味っぽい感じも良かったな。
すぐに殺されてしまいそうな弱々しいさがなんとも◎。
とにもかくにも。
本作が制作されたのが1980年。
名作と謳われている作品はやはりいつも観ても色褪せません。
十分に堪能させていただきました!!
≪点数≫
8点
(18.09.02鑑賞)

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