2018-11-28 Wed

1977年制作 米
監督:スティーヴン・スピルバーグ
≪キャッチコピー≫
『We are not alone.
宇宙にいるのは われわれだけではない。』
≪ストーリー≫
ある日、ラコーム率いる調査団がメキシコの砂漠で第二次大戦時の戦闘機を発見する。それは、消失当時と変わらぬ姿で残っていた。一方アメリカのインディアナ州では、町一帯の停電を調べていた電気技師ロイがUFOのような光を発見。以来、彼はこの不思議な光にすっかり魅了され、その正体を探っていく。やがて、光が行き着く先はワイオミング州のデビルズ・タワーという山だと判明するのだが…。
≪感想≫
SF映画の金字塔とも名高い本作を今更ながら鑑賞。
監督は名匠スティーブン・スピルバーグ。
本当に本作の評判はよく聞いていて。
いつか観ないとなぁなんて思いながらやっとこさ。
ここまで評判が良いとちょっと観るのにも物怖じしてしまうんですよね。
私、結構、周りに流されてしまうタイプなので(苦笑)
どうしても先入観が入ってしまうタイプなので(苦笑)
まぁまぁまぁ・・・。
さてさて。
なるほどねぇ・・・やっぱり観て良かったです。
本作が制作されたのが1970年代後半。
私が生まれる前な訳で。
その時代にこの作品が作られている事、そして、僕がこれまで観た映画にも
なんとなく似ている作品が散見されているので、やっぱり本作は、
色々な人に影響を与えているんだなぁと感心。
思い出したのが、「メッセージ」「美しい星」あたり。
特に「メッセージ」は色濃く影響を受けている気がします。
そんなこんなで本作について。
最後の最後までちょっとふわっとした印象と言いますか。
悪い意味じゃなく肩透かしを食らった感があると言いますか。
ちょっとくらっくらになった印象。
本作のストーリーは地球に未確認飛行物体が降り立つ。
それを見た人達が色々と振り回されていくっつーお話。
なんとなくこの手の作品って、侵略ものかな?とか
戦争、バトル、アクション全開の作品かな??なんて
思いがちですが・・・。
本作は少し違っていて。
むむむ・・・なんでしょう、未確認飛行物体に振り回されている人間たちが
サスペンスタッチで描かれているというか。
政府の陰謀的な部分をサスペンスタッチで描いているというか。
中盤まで、果たしてこの未確認飛行物体の正体は何なのか。
そして何の目的で地球に降り立っているのか。
そんな謎を残しながらストーリーは続いていて。
それに振り回される人間たちも奇妙な行動取りまくり。
ちょっと取り憑かれた感があって、どう転んでいくのかワクワクドキドキ。
そこからまさかの展開。
クライマックスのシーン。
大きなネタバレですがロイが宇宙人に選ばれて宇宙船に乗っていくシーン。
何故かわかりませんが僕的にグッときたんですよね。
特に、あの博士的なやつと宇宙人が手話みたいなものでコンタクトをとって
ニヤッと微笑むシーンなんでグッとねぇ・・・。
先に書きました、侵略だなんだと思っていた僕が何となくアホらしく思えちゃってね。
それまでず〜〜〜っと、いつかは侵略、痛い目にあうんじゃないかって思っていた自分が
アホらしく思えちゃってね。
まさかの友好関係を築いた形で着地したのは、ほっこりしたり。
あと、コンタクトの方法が「音」だったのも良かったのかも。
ちょっと宗教チックでこれまた不思議な音色にワクワクとね。
他にも良かったところとして、宇宙人のフォルムが奇妙で良かった!!とか
中盤で宇宙船にさらわれてしまう子役の子が尋常じゃなく可愛かった!!とか
色々。
とにもかくにも。
やっぱり観て良かったSF作品の金字塔。
観終わったあと、少し柔らかくなれた不思議な映画でした。
その評判に偽りなし!!
≪点数≫
7点
(18.08.25鑑賞)

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