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No.1521 『20センチュリー・ウーマン』
No1521 『20センチュリー・ウーマン』

2016年制作 米
監督:マイク・ミルズ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
1979年のカリフォルニア州サンタバーバラ、自由奔放なシングルマザーのドロシア(アネット・ベニング)は、15歳の息子ジェイミー(ルーカス・ジェイド・ズマン)の教育に頭を悩ませていた。そこで、ルームシェアしているパンクな写真家のアビー(グレタ・ガーウィグ)と、近所に暮らすジェイミーの幼なじみジュリー(エル・ファニング)に相談する。

≪感想≫
時は1979年。
思春期を迎えたジェイミーは母子家庭で育つ。
ジェイミーは母親のドロシア、幼馴染のジュリー、同居人のアビー、
そしてウィリアムとの交流で一つ、また一つと大人になっていく。

特に大きな事件が起こるわけではなくって。
ただ、それぞれの中では色々な葛藤が生まれ、そしてそれがしっかりと描かれていて。
何気ない生活の中でどんどん人格が形成されていく。
何気ない生活が自分の中で大切な思い出となる。
もしかしたら明日、何かが起こるかもしれない。
もしかしたらこれからも、何も起こらないかもしれない。
それでも自分の中では、その毎日は大切で大きな事なんだなぁと。

本作では、子育てとは何かも描かれているような気がした。
親の心子知らずなんて言葉がありますが、本作のドロシアとジェイミーの関係がそう。
というか一般的に親子の関係ってそんなもんなんでしょうね。
ただ、いつかふと思い出すのは、親から受けた愛情だったりするのでしょう。
そして親のありがたさ、というか側にいた人のありがたさに気付くのでしょう。

あと本作では「時代」も重要なキーワードとして描かれていたような気がします。
時は1970年代という事で色々なその当時の写真を差し込んだりしていました。
僕はその時代のことはよく分かりませんが、音楽ではパンクが流行ったり、
ヒッピーが流行っていたりしていたのかな。

そこで思うのは、人が成長する過程で「時代」そしてそこにある「社会」もとても影響しているという事。
例えばその時代の男女の立ち位置。
例えばその時代のテクノロジーの発達。
人は、特に子供達はそれらを敏感に感じ取り吸収し成長していく。

本作はちょっと女性向け的側面もあったのでしょうか。
僕は男性でかつ未婚で子なしのため少し鑑賞の角度が違ったかな。

僕的には人が生きていく上で環境、家族、友人、全てが自分を紡いでいく過程で
繋がっているんだなぁとふと思わされました。

そして、こんなことって、きっとこんな作品に出会わなければ
思うこともなかったんだろうとジンときましたよ。

おすすめの良作。

特に女性が観ても良いかもしれないなぁと。
そこには母としての生き方も描かれていたのでね。

≪点数≫
  8点
                                           (18.08.17鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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