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No.1516 『特別捜査 ある死刑囚の慟哭』
No1516 『特別捜査 ある死刑囚の慟哭』

2016年制作 韓
監督:クォン・ジョングァン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
暴力事件を起こして職を追われた元警察官のピルジェは、現在は犯罪者に弁護士を紹介する法曹ブローカーとして成功していた。ある日、ピルジェは死刑囚のスンテから、自分は罪を犯していないという内容の手紙を受け取る。スンテは、仁川に君臨する財閥企業の関係者が殺害された事件の犯人として服役していたが……。

≪感想≫
韓国映画。

はぐれものの元刑事がある冤罪事件を晴らすために、財閥の女帝と
戦うっつーお話。

悪い奴がやっつけられる気持ちの良い良作でした。

ふと思う。
韓国の社会がそうなのかもしれませんが、例えば本作のようなサスペンスものでは
財閥が悪い奴で描かれることが多いですよね。
確か以前観た「ベテラン」という作品もそうだったような。
例えば恋愛ものでも財閥の御曹司と一般ピーポーの女子が恋に落ちる(逆も然り)的な
お話も多かったり。
どのジャンルでも財閥がらみのお話が結構見受けられるような。
韓国の社会がそういう作りなんでしょうねぇ。
ちょっと脱線しちゃったか。

さてさて。

作風について。
重めのお話なんだけど時折流れる音楽とか効果音が結構ライトで。
ちょっと日本の刑事ドラマ「あぶない刑事」シリーズを思い出しました。

キャラについて。
主人公のピルジェは暴力沙汰でクビになった元刑事。
今は犯罪者に弁護士を斡旋するブローカー業に勤しんでいて。
演じたのはキム・ミョンミンというお方。
初めて見たんですが、最初はなんとなく華がなくってインパクトが乏しいかなぁなんて
思いましたが、最後まで観ているうちに、その無骨な正義感と相まって
カッコ良く見えてきたのが不思議。
とても魅力的なキャラクターでした。

あと、ピルジェとコンビ的役割を担っていたカツラ弁護士。
いぃ〜感じの3枚目っぷりでこれまた良かったです。
オイシイところを持っていくのはズルいよね(笑)

殺人事件の犯人に仕立て上げられたのがスンテというタクシードライバー。
演じたのはキム・サンホというお方。
色んな作品でよく観る名バイプレイヤー。
あの「顔」が良いんですよねぇ・・・。

ここからは少し物足りなかったところ。
これはちょっと我儘になっちゃうんだけど、アクションをもう少しだけ頑張って欲しかった。
もちろん、アクションに特化した作品じゃないのはわかるんですが、
そういうシーンがあっただけに、もう少しカッコよく、もしくはカーチェイスなんて
あっても良かったかなぁって。

ま、これは本当にこっちの我儘なんですが・・・。

お話についても少しだけツッコミどころが。
ピルジェの行動とか結構、無頓着でガツガツ敵の所に攻め込む所とか、
本当に悪いやつだったら一発で殺されるぞ!!って。
スキがありすぎるってね・・・。

ボスキャラの財閥の女帝もそう。
絶対的な権力を持っている割にはツメが甘いというか・・・。
そこらへんは少し引っかかっちゃったかな。

とにもかくにも。
勧善懲悪的なお話はやっぱり観ていて気持ちが良い。

満足の一作でしたとさ。

≪点数≫
  6点
                                           (18.08.13鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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