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No.1510 『ミッドナイトクロス』
No1510 『ミッドナイトクロス』

1981年制作 米
監督:ブライアン・デ・パルマ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
効果音の収録中に自動車事故を目撃したB級映画専門の効果マン。しかし事件の背後には政治がからんでおり、彼のテープには事故が殺人であった事を示す証拠が残されていた……。J・リスゴー扮する不気味な殺し屋とのチェイス・シーンがテンポ良く展開されるアクション・スリラーで、悲痛なエンディングが強烈な余韻を残す。

≪感想≫
キャリー」や「アンタッチャブル」「ミッション・インポッシブル」の
ブライアン・デ・パルマ監督作品。
制作は1981年。
なかなか古い作品ですね。

さてさて。
うんうん、いろんな人がオールタイムベストに挙げるほどの作品とのこと。
その評判に偽りなし!!

ヒリつきながらも哀愁漂う傑作でした。

演出がとにかく特徴的で。
独特なカット割りとか長回しとかをふんだんに盛り込んでいて見応えがたっぷり。
僕的に何の前情報も入れないで鑑賞したので観ていて新鮮で新鮮で。
オープニングから不思議な長回し映像となっていて、恐らく通り魔の目線で女子寮の中を
うろつきまわる。
観ているこっちは
「ん?こんな作品だっけか??」
なんて思ったり。
そして、シャワーを浴びている女性が犯人に向かって悲鳴!!
「キャーーー!!!!」
・・・・んん?これがまたブッサイクな悲鳴で思わずぷぷぷ。
これは劇中の中で流れるC級映画の映像だったんですね。

ここからが本編。
映画音響マンのジャックが偶然出くわした交通事故から、事件性を嗅ぎ取り真実を
追っていくというお話。

とにかく流れる映像が特徴的。
例えばジャックが闇夜で音を拾っているシーンでのカエルやフクロウ越しのジャックの映像だったり。
例えばヒロインのサリーが雇い主のあいつを瓶で殴るシーンを俯瞰で撮っている映像だったり。
例えば終盤のカーアクションシーンだったり。
今の時代は映像技術が発達しているのでド派手なカーアクションも当たり前になっていますが、
この時代にこれだけのカーアクションはとても見応えがありました。
そして極め付けは、クライマックスのジャックが殺されたサリーを抱きかかえるシーン。
バックでは綺麗な花火が・・・。
僕的にこのシーンがとんでもなく大好き。
それまでの緊張感あふれるシーンから一転、とってもグッとくるシーンに。
本当に素晴らしかったです。

お話については、もっと政治的な陰謀やらを絡めたストーリー展開になるのかなと思いきや
着地はとても哀愁漂う切ない終わり方になっていました。
サリーを助けることのできなかったジャックは一生この悔いを背負って生きていくのでしょう。
そして、彼はサリーの悲鳴を映画に使う事によって自分への戒めにする。

そこも考えるとグッと来ますねぇ・・・。

演出でいうと、冒頭のブサイクな悲鳴が最後の着地に使われるのも
「なるほどねぇ」
と唸らされたり。

演者について。
主演のジョン・トラヴォルタ。
とにかく若々しくってカッコ良かったなという印象。
ヒロインのサリーを演じたナンシー・アレン。
どこかで見た事あるなぁと思ったら「ロボコップ」シリーズのマーフィー刑事の相棒さんだ!!
ほうほう。
そして本作の悪役を演じたジョン・リスゴー。
彼はとにかくルックもそうですが不気味で怖かったなぁ。
上記3名はとても素晴らしかったです。

総括。
80年代の名作と謳われた本作。
噂に違わぬ名作。

デ・パルマ作品。
十分に堪能させていただきました!!!!

≪点数≫
  9点
                                           (18.08.05鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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